カスタマイズを作成した後にアプリのフィールドコードを変え、その後、カスタマインでアプリのフィールドを読み込み直すと、変更されたフィールドコードに紐づくパラメータの設定が消えたり、カスタマイズが正常に動かなくなります。
具体例
具体的には次のようなアプリで、
この様な設定となっている時に
次のカスタマイズを設定している状態で
カナとローマ字のフィールドコードが初期値のままになっているので次のように変更後
カスタマインを開くと次の様な画面が表示され
そして、次の様な画面表示になります。
設定が一部消え、上部に「選択を外しました」という通知が出ている事がわかります。
フィールドコードをどうしても変えたい時はどうすればいい?
推奨されるアプリ作成・カスタマイズ手順
カスタマインでカスタマイズした後にフィールドコードを変更すると、上記のような動きとなるため、カスタマインでのkintoneカスタマイズの手順としては
フィールドを設定する(この時、フィールドコードも適切なものに確実に設定する)
カスタマイズを行う
テストして思った形でのカスタマイズとなっている事を確認する
という流れでのカスタマイズが推奨されます。
(おススメしませんが) フィールドコードを後から変更したい時
フィールドコードを後から変更したい時には、次の手順で行っていただくと、比較的見通しが立つ状況でフィールドコードを変更することができます。
アプリの設計情報をあらかじめ取得しておく
「設計情報ダウンロード」で、変更前のアプリの設計情報ファイルを保存しておく
カスタマイズの設計情報をあらかじめ取得しておく
※これは2.1、2.2のどちらで対応しても構いませんが、漏れなく取得できるため2.1がお勧めです。「ドキュメントを書き出し」で、全ページのカスタマイズ内容をExcelファイルとして保存しておく
「ページを画像として保存」で、カスタマイズのページ全てを画像として保存しておく
※1項の各節それぞれの実施方法についてはリンク先をご確認ください。
フィールドコードを変更する
あらかじめ取得した設計情報を元に、カスタマイズの修正を行う
テストして思った形でのカスタマイズとなっている事を確認する
おわりに
カスタマイズを作成した後にフィールドコードを変更するのは非常に大変な作業となってしまうため、フィールドを設定したときにフィールド名と同時にフィールドコードを設定する事を癖づけてしまうのがおススメです。