Customineでカスタマイズしたkintoneアプリを、kintoneの「ほかのアプリを再利用」を用いて新しいアプリを作成した場合、新しいアプリを表示した際に下記のようなエラーメッセージが表示されます。
「Customine によるカスタマイズが設定されていますが実行が許可されません。元のカスタマイズ対象アプリと異なるアプリで実行させることはできません。」
Customineのカスタマイズはそれぞれのkintoneアプリ専用に作成されるため、別アプリにJavaScriptのURLをコピーしてもうまく動きません。
このエラーは、kintoneアプリが再利用される際に再利用元のアプリに登録されたCustomineのJavaScriptのURLがコピーされ、新しいアプリにも登録されてしまうため起こります。
この状態を解決するためには、下記の2パターンの方法があります。
パターン1:新しいアプリではCustomineによるカスタマイズは不要なので無効にする方法
Customineによって登録されたJavaScriptのURLを削除してください。
手順は 作成したカスタマイズの削除方法 の記事をご覧ください。
パターン2:新しいアプリにCustomineによるカスタマイズを行う方法
Customineで新しいアプリのカスタマイズを新たに作成し、「kintoneアプリへ登録」を行ってください。
新しいアプリのカスタマイズを「kintoneアプリへ登録」した時点で、JavaScriptのURLが新しいアプリ用のものへ上書きされ、エラーは表示されなくなります。
カスタマインでのカスタマイズの移行について
併せて、再利用元のアプリと同じカスタマイズを新しいアプリに設定したい場合は、カスタマイズのファイルへの書き出しと読み込みを行ってください。
カスタマイズのファイルへの書き出しと読み込みについては、 カスタマイズのファイルへの書き出し・読み込み方法 の記事をご覧ください。
おわりに
この記事ではCustomineでカスタマイズしたkintoneアプリを、kintoneの「ほかのアプリを再利用」した場合の現象についてお伝えしました。
なお、kintoneの「アプリをテンプレートとしてダウンロード」し、別ドメインの環境に対しテンプレートを元にアプリ追加した際には異なる現象が発生します。
こちらの現象の対応方法については Customineでカスタマイズしたkintoneアプリからアプリテンプレートを取得し別ドメインにアプリ追加すると真っ白な画面になってしまいます。どうすればいいですか? の記事をご覧ください。
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