Customineでカスタマイズしたkintoneアプリを、kintoneの「アプリをテンプレートとしてダウンロード」し、別ドメインの環境に対しテンプレートを元にアプリ追加した際、追加したドメイン側で新しいアプリを表示した時に「about:blank」となり、画面が真っ白になる現象が起きます。


この現象は、Customineのカスタマイズはそれぞれのドメインのkintoneアプリ専用に作成されるのですが、別ドメインにアプリテンプレート機能でアプリを移行した際のテンプレートにはJavaScriptも含まれ、併せて移行されるため、移行先のドメインではJavaScriptが正しく動かず上記の様な動きとなります。


これを解決するには、下記の2パターンの方法があります。


パターン1:配布元が予めJavaScript設定を削除する方法

アプリテンプレートをダウンロードする前に、予めCustomineによって登録されたJavaScriptのURLを削除してください。

手順は 作成したカスタマイズの削除方法 の記事をご覧ください。


パターン2:配布先がテンプレート読込後にJavaScript設定を削除する方法

まず、読み込んだアプリのアプリIDを確認してください。

アプリIDはそのアプリが見えているポータルやスペース、ゲストスペースにて、アプリにマウスカーソルを合わせると次の画像のように表示されます。


また、ゲストスペースの場合は次のようにスペースID(左の数字)とアプリID(右の数字)を確認してください。


その上で、次の要領でアドレスを組み立て、組み立てたアドレスをブラウザのアドレスバーに入力し、該当するアプリの「JavaScript / CSSでカスタマイズ」画面を表示してください。


●通常のアプリ、スペースに設定したアプリ

https://【サブドメイン】.cybozu.com/k/admin/app/customize?app=【アプリID】


●ゲストスペースに設定したアプリ

https://【サブドメイン】.cybozu.com/k/guest/【スペースID】/admin/app/customize?app=【アプリID】


「JavaScript / CSSでカスタマイズ」画面が表示できたら、後は作成したカスタマイズの削除方法の内容に従って、Customineによって登録されたJavaScriptのURLを削除して頂くと、アプリが表示できるようになります。


カスタマインでのカスタマイズの移行について

併せて、再利用元のアプリと同じカスタマイズを新しいアプリに設定したい場合は、カスタマイズのファイルへの書き出しと読み込みを行ってください。


カスタマイズのファイルへの書き出しと読み込みについては、 カスタマイズのファイルへの書き出し・読み込み方法 の記事をご覧ください。


おわりに

この記事ではCustomineでカスタマイズしたkintoneアプリを、kintoneの「アプリをテンプレートとしてダウンロード」し、別ドメインの環境に対しテンプレートを元にアプリ追加した場合の現象についてお伝えしました。


なお、kintoneの「ほかのアプリを再利用」を用いてアプリ追加した際には異なる現象が発生します。

こちらの現象の対応方法については Customineでカスタマイズしたkintoneアプリを再利用するとエラーが出てしまいます。どうすればいいですか? の記事をご覧ください。


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