帳票に印影を付けたいことってありますよね。
カスタマインのやること「Excelを出力する」「PDFを出力する」(画面のカスタマイズ)や、やること「Excelを出力する」「PDFを出力する」(Job Runner)では、添付ファイルフィールドに保存された画像ファイルを画像として出力することができますので、それを利用して印影を画像ファイルで保存しておけば帳票に印影出力が可能です。
……ですが、印影の画像ファイルを都度レコードに保存するのも面倒ですし、都度保存するとkintoneのディスク容量も気になるところです。
ここで注目したいのが、前述したカスタマインのExcelやPDF出力機能は関連レコードの内容も出力が可能な点です。今回の例では関連レコードの添付ファイルフィールドに保存された画像を利用します。
アプリレコード例
印影に関連する部分のみ解説します。
ユーザー選択フィールドは、関連レコードの「表示するレコードの条件」に指定できません。
代わりに、印影ファイルを保存したアプリにログイン名フィールドを用意し、それを関連レコードのキーとしました。
※レコード保存時などにユーザー選択フィールドの値からログイン名を転記するカスタマイズを設定しておくとログイン名のセットが簡単にできます(承認側のカスタマイズもほぼ同じ設定のため、記載は省略します)。
印影画像ファイルを保存したレコードについては、「ログイン名」をキーとしました。
Excelテンプレート
ここでは印影の出力部分についてのみ、詳しく解説します。
印影出力部のgusukuコマンドは次のように記載しています。
$EXTIMG(担当印影)(0)(テンプレート)(0)
$EXTIMG(承認印影)(0)(テンプレート)(0)
「$EXTIMG」は、画像ファイルを出力し、さらにセルのサイズに合わせて拡大するコマンドで、印影ができる限り中央に配置されるようにしたいので、こちらのコマンドを利用しています。
またここでは、関連レコードの1行目ということで「(担当印影)(0)」、添付ファイルフィールドの1番目ということで「(テンプレート)(0)」という指定をしています。
併せて、画像外側の枠(セルの罫線)との間にわずかに隙間を開けるため、調整用の行列を設けています。下の画像を参考に作成してみてください。
出力結果
このように印影が出力できれば成功です!
PDF/Excel出力のテンプレートに関する情報はこちらのリファレンスマニュアルに記載しています。
また、作成してみてご不明な点などございましたら、お気軽にチャットでご質問ください。