Excelを出力する」「PDFを出力する」を利用するときに、kintoneのテーブルを帳票の明細表に使うことはよくありますが、ここでは2つのパターンのテンプレート設定方法をご説明します。


テーブル行を自動で展開する場合(FOREACH〜END)

テーブルを表形式で出力するためには、$FOREACH〜$ENDを使うと簡単に設定ができます。この書き方の場合テーブル行の数だけ自動的に展開され、テーブルの行数が少ない場合は短い表になり、行数が多い場合は長い表になります。

何行になってもいいから存在する行数について全てを出力したい場合はこちらの方法がおすすめです。


テンプレートの内容


kintoneのレコード詳細画面


出力結果


テーブルの値を固定行で出力する場合

帳票によっては、明細表はかならず一定の行数の枠にしておきたい、明細内容が少なくても一定の行数の枠を表示した表にしたい、というような要望があると思います。

そういう場合は、テンプレートに次のように記載してください。


$(テーブルのフィールドコード)(0)(テーブル内のフィールドのフィールドコード)


間の(0)のところが、テーブルの何行目か?を表しています。

(0)だとテーブルの1行目、(1)だとテーブルの2行目、(2)だとテーブルの3行目……というように続きます。


具体的には下記の例をご覧ください。この例では「テンプレートの内容」としては10行分(ヘッダ1行、データ9行分)の枠を用意していますが、実際のkintoneのテーブルには3行しかないため、「出力結果」の4行目以降は空欄で出力されます。


テンプレートの内容


kintoneのレコード詳細画面


出力結果


もし、10行以上のテーブル行が存在する可能性がある場合は、帳票出力する前にテーブル行数をあらかじめ数えておき、行数が10行以上の場合は別のテンプレートを使うようにするなどの対策が必要になります。


まとめ

このように、kintoneのテーブルを出力する場合には、$FOREACH〜$ENDを利用して自動的に展開する方法と、$(テーブルのフィールドコード)(0)(テーブル内のフィールドのフィールドコード)を使って行指定をして出力する方法があります。


出力したい帳票の形式に合わせ、これらの方法を選択してみてください。


また、実際に作成してみられてご不明な点などございましたら、お気軽にチャットでご質問ください。