はじめに
CustomineにExcel/PDF出力が追加されました。
Excel出力と違ってPDF出力時(やること「PDFを出力する(画面のカスタマイズ)」、「PDFを出力する(Job Runner)」)はいくつかの制限がありますので以下の点にご注意ください。
印刷範囲や印刷方向、用紙サイズは事前に設定が必要です
印刷範囲や印刷方向はPDF出力後は変更ができないので、テンプレート作成時に設定が必要です。意図したレイアウトに設定できているかはExcelの改ページプレビューなどでご確認ください。
また、A判やB判(A4、B5など)、レターなどの標準的な用紙サイズの設定であれば、その用紙サイズでPDF出力されますが、PDF出力で対応できない用紙サイズであった場合はA4縦にて出力されます。
このため、用紙サイズをA4等から変更されている場合は実際に「PDFを出力する(画面のカスタマイズ)」、「PDFを出力する(Job Runner)」)でPDFを出力し、意図した用紙サイズで出力されているかを必ずご確認下さい。
※なお、意図した用紙サイズでPDF出力がうまくされない場合には、やること「Excelを出力する(画面のカスタマイズ)」、「Excelを出力する(Job Runner)」等を使って、一度Excelで出力し、Excelファイルを開いた上で「PDFファイル形式」にて保存する運用としていただく事で、解決できることがあります。
日付や時刻設定はOS環境に依存しない設定にしてください
セルの書式設定でユーザー定義の値を用いている場合、頭に * がついているものは、OS環境に依存した書式に変わります。
日本の形式で日付を表示するには「*2012/3/14」ではなく「2012/3/14」を設定してください。時刻の場合も同様です。
これでもフォーマットに問題が出る場合には、次のように頭に「[$-ja-JP]」を付ける事で明示的に日本語形式を設定してください。
決まったフォント以外は使えません
「PDFを出力する」では以下のフォントでPDF出力を行います。それ以外のフォントを設定している場合はIPA明朝フォント(ipam.ttf)に置き換わるため、出力時の文字の見え方がテンプレートと一致しないことがあります。
IPAフォント
・ipag.ttf
・ipagp.ttf
・ipam.ttf
・ipamp.ttf
指定バージョン以降のMicrosoft Excel で作成されたテンプレートファイルのみが動作保証対象です
指定バージョンはこちらのページをご確認ください。
画像が多いと出力に時間がかかります
出力するファイルに画像が多く含まれる場合、処理に時間がかかります。またサイズの大きい画像が使われている場合も同様です。
処理時間がかかると思われた場合は画像を減らす・サイズを小さくするなどの対応をお願いします。
Excelの行高さを自動調整する機能は無効になります
Excelには行高さを自動調整する機能がありますが、PDF出力では行高さの自動調整は効きません。
そのためセル内で文字の折り返し設定を行ったテンプレートを用いる場合は、テンプレートファイルの該当する行の高さを予め広くとっておき、実際にPDF出力をお試しいただいて望む出力となっているかを確認した後、運用いただくよう対応をお願いします。
文字列複数行フィールドの出力の場合、1行ずつ$FOREACH〜$ENDで展開して出力する方法もありますので、併せてご検討ください。
PDF/Excel出力で文字列(複数行)フィールドを改行ごとにセルを増やして表示できますか?