はじめに
この記事では、
ページ生成時処理とページ内処理
エブリサイトで作成したページにおける「ログイン」
ログインを踏まえた接続設定の4種類の接続可否
について説明します。
ページ生成時処理とページ内処理
ページ画面の上部のタブに「ページ生成時処理」と「ページ内処理」という2つのタブがあります。
これらのタブではノーコードでエブリサイトでページを作成する時に行う処理や、ページを表示した後に行う処理を設定します。
また、これらのタブの具体的な操作については次の記事も併せてご覧ください。
ページ生成時処理
ページ生成時処理タブでは、ページを生成するタイミングで動かしたい処理を設定します。
なお、エブリサイトにおける「ページを生成するタイミング」とは、サイト画面で「選択したページをテスト」や、「選択したページを公開」する時に発生します。
ページをテストする場合にせよ、ページを公開する場合にせよ、エブリサイトの中では「ページを生成する」処理が行われた後に、テスト用ページの表示や、ページの公開が行われます。
おおまかには次の順序で処理が行われます。
ページを生成するために「ページ生成時処理」の処理が実行される
「ページ生成時処理」の処理が実行され、そこで取得したレコードなどのデータをもとに「ページを生成する」処理が行われる
「ページを生成する」処理が正常に終了すれば、テスト用ページの表示や、ページの公開にむけて処理が行われる
公開処理が完了すると、ページが見えるようになる
ページ内処理
ページ内処理タブではページが閲覧された時に動かしたい処理を設定します。
具体的にはブラウザで表示したページについて、表示内容を表示後に動的に変更したり、状態などを遷移させたり といった処理の実現はこちらの「ページ内処理」タブで設定します。
エブリサイトで作成したページにおける「ログイン」とは
まず、エブリサイトで作成したページにおけるログイン(エブリサイトでは「ユーザーが認証済み」状態になる事をいいます)について説明します。
エブリサイトでは、ブラウザ上で新たに開かれた画面(下記※注 参照)は、ログインがまだなされていない状態となり、やること「ユーザーを認証する」でユーザーの認証が成功すると、ログインされた状態(「ユーザーが認証済み」の状態)になります。
※注:これはエブリサイトの画面からブラウザで「リンクを新たなタブで開く」などで新たに開かれた画面も含む
また、「ユーザーが認証済み」であるか、「ユーザーが認証済みでない」かについては、条件「ユーザーが認証済みならば」で判断ができるようになっています。
なお、「ユーザーが認証済みでない」事を判断する条件「ユーザーが未認証ならば」は条件「ユーザーが認証済みならば」の条件を反転させると設定できます。
条件の反転については、条件の反転ボタンをクリックしてください。
すると、次のように反転された条件となります。
接続設定における4種類の接続可否とは
接続設定において、接続可否という選択項目があります。
この接続可否には4種類の設定があり、「設定なしで利用可」「認証が必要/ユ-ザー指定なし」「認証が必要/ユーザー指定あり」「ページ生成時のみ利用可」が選択できます。
それぞれのページ設定画面に表示されている説明と、より具体的に踏み込んだ説明は次のようになります。
設定なしで利用可
どの画面からでも利用可能です。一般公開サイトで使用します。
この接続設定はどの画面からでも利用することができるので、一般公開される画面上の処理にはこの設定をお使い頂くのがおすすめです。
逆に「特定の人しか閲覧できないページ」や、「ページ生成時のみにしか使わない接続設定」については、他の接続設定をまずは検討してください。
認証が必要/ユ-ザー指定なし
ユーザー認証を行ったあとのみに使える接続設定です。認証されていればユーザーを特定せずに利用可能なためユーザー全体に公開する情報で利用します。
この接続設定はログインができたユーザーからしか利用することができないため、セキュリティ的に高い設定となります。
なので、「ログインしたユーザーしか見る事がない」画面で、ログインユーザーに紐つかない(関連づかない)情報についてはこの接続設定をまずは検討してください。
認証が必要/ユーザー指定あり
ユーザー認証を行ったあとのみに使える接続設定です。データ取得時に必ずユーザーを特定する条件を追加することが求められます。ユーザー固有の情報を扱う場合に利用します。
この接続設定はログインができたユーザーからしか利用することができない、セキュリティ的に高い設定となります。
更に、ユーザー指定ありとなるため、ユーザーに紐つく情報のみを絞り込んで取得するといった用途で使って頂く接続設定です。ログインユーザーに紐つく(関連づく)情報についてはこの接続設定をまずは検討してください。
ページ生成時のみ利用可
ページ生成時に埋め込む情報の取得のみに利用できます。ページ内処理では利用できません。
この接続設定は「ページ生成時のみ」にしか使うことができない接続設定となり、最もセキュリティ的に高い設定となります。
「ページ生成時のみ」にしか使わない接続設定については、原則としてこの接続設定をまず検討してください。



