こちらのTIPS(プリントクリエイターで帳票出力し、そのままレコードの添付ファイルフィールドに保存する方法)では、帳票を添付ファイルに保存できるのですが上書きとなっています。

 

上書きでも問題ないケースが多いと思いますが、今回は追加していく方法をご紹介します。

今回のカスタマイズで出来ること

  • プリントクリエイターで出力した帳票を、添付ファイルに追加します

アプリには以下のフィールドを作成しました

フィールド名

フィールドコード

フィールドタイプ

添付ファイル

添付ファイル

添付ファイル

シンプルですね。


Customineの設定

詳細画面にボタンを配置し、ボタンを押すと帳票を添付ファイルに追加するようにしました。


アクショングラフでは、3番と5番の色が変わっています。これは、時間のかかる処理やリロードなどの特別な「やること」の場合に目立つようになっているだけで、何らかの警告というわけではありません。


詳しくは、こちらのページもご確認ください。

アクショングラフでアクションが他と異なる色で表示されるのはなぜですか?

アクショングラフに「やること」の名称を追加





全体の設定は次のようになります。

詳細画面を表示した時」に「ボタンをメニュー位置に配置する」でボタンを配置します。

ボタンを押した時」に「プリントクリエイターで出力する」で帳票を出力します。この時、「出力先」は「フィールド(後からフィールドマッピングで利用)」にするのを忘れないようにしてください。


続いて、「他のアクションの実行が完了した時」に「添付ファイルをコピーする」で、今添付付されているファイルをコピーします。その後に「レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)」のマッピングで、2つの添付ファイルをまとめてセットします。


ここがポイントですが、まとめるときには「append 関数」を使います。


= append( $4 ,  $2[0] ) 


このように、[0]を付けることで、帳票の結果を1つだけ追加することが可能です。


最後は、「画面をリロードする」でリロードすれば、添付した状態でレコードが表示されると思います。



まとめ

append関数は主に複数選択のフィールドに値をセットするときに使う関数ですが、添付ファイルでも利用可能です。

 

ドキュメントにもあるように、個別に指定すれば複数の値を追加可能なのでうまく使うと非常に便利です。

 

ぜひ、お試しください。