プリントクリエイターとCustomineの活用方法はいくつもあるのですが、最も基本的なカスタマイズをご紹介します。
今回は、プリントクリエイターで帳票出力し、そのままレコードの添付ファイルフィールドに保存する方法をご紹介します。
kintoneアプリの構成
kintoneアプリは、以下のようになっています。
ここでは例として1度帳票出力したレコードは「出力済み」に「済み」のチェックを入れて、2回出力しないような運用ルールを適用する、ということにします。
Customineの設定
それではこちらのアプリを使って、詳細画面に「帳票ボタン」を付け、これを押した時にPDF出力し、そのファイルを添付ファイルフィールドに添付するようなカスタマイズを作成してみます。
流れは以下のとおりです。
- まだ出力されてないレコードなら、「ボタンをメニュー位置に配置する」でボタンを配置します。
- ボタンを押された時に「プリントクリエイターで出力する」で帳票(PDF)出力します。
- 出力されたPDFを「レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)で添付ファイルフィールドに添付します。
- 詳細画面でレコードを更新したので、最後に「画面をリロードする」で画面を更新しておきます。
ポイントは、ボタンを設置する時に出力済みかどうかを条件で確認しているのと、レコードを更新する際にも念の為チェックしている部分です(後者のチェックは不要かと思いますが念の為)。
プリントクリエイターで出力している部分を少し説明します。
やること「プリントクリエイターで出力する」を使用しているのですが、このときの出力先パラメータに「フィールド(後からフィールドマッピングで利用)」を選択するのが重要な点になります。
これを利用して、アクション番号6番のマッピングパラメーターで、添付ファイルにその結果(アクション番号5)をセットしています。
また、今回は分かりやすさのために「出力済み」フィールドは表示したままにしてありますが、実際にはこちらは非表示にしておくのが良いかと思います。
まとめ
以上で、帳票出力を添付ファイルフィールドに添付するカスタマイズは完成です。
今回は同じレコードに添付しましたが、別レコードにも添付できますので試してみてください。ただし制限として、テーブルの添付レコードフィールドは操作できませんので、予めご了承ください。
また、今回は添付ファイルに上書きになっていますが、追加することも可能です。
その場合は、こちらのTIPSをご確認ください「プリントクリエイターで帳票出力し、添付フィールドに「追加」する方法」
もしなにか分からないことがありましたら、チャットサポートにてお問い合わせください。