gusuku Customine カスタマインの歩き方 レコード取得編
2. 実例に学ぶカスタマイズ作成のポイント

2-6. 一覧で画面に表示されているレコードを取得し、ポップアップ表示する

前の記事:2-5. 関連レコード一覧の条件でレコード取得し、ポップアップ表示する

次の記事:2-7. 一覧の条件でレコードを全件取得し、ポップアップ表示する


はじめに

レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。


この記事では画面に現在表示されているすべてのレコードを取得できる、やること「一覧で画面に表示されているレコードを取得する」を使い、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。


なお、この「やること」は文字通り、「現在表示されているレコード」のみを取得する点に注意する必要があります。

もし表示されているレコードだけでなく、一覧の条件に合致したすべてのレコードを取得したい場合には、次の記事で紹介している、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を用いる必要があります。

一覧の条件でレコードを全件取得し、ポップアップ表示する


動作イメージとしては、ボタンを押すと


次のようなポップアップが表示されます。

※一覧画面と同じレコードが取得できていることがわかります


アプリの準備

カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード

からダウンロードするか、アプリを作成してください。


カスタマイズ

カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。


ボタンを配置

やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「一覧画面を表示した時」を使い、一覧画面表示時にボタンを配置するようにします。


レコードを取得

やること「一覧で画面に表示されているレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「16」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。


なお、この「やること」にはパラメーターはありません。シンプルに、一覧画面に現在表示されているレコードのみを取得します。


レコードをポップアップ表示

やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「17」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。

そのため、レコードには「17」を設定します。


カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。


ボタンを押して、


次のようなポップアップが表示されれば完成です!


一覧の表示件数よりも多いレコードを準備して、一覧の表示件数通りの件数が取得できている事も、併せて確認しておきましょう。


解説

この「やること」は前述の通り、一覧で画面に表示されているレコードのみを取得します。


そのため、一覧の条件に一致するレコードが 60件あっても、次の設定では 20件しか表示されていないため、この場合は 20 件のレコードのみが取得され、残りの 40件は取得できません。


表示されているレコードではなく、一覧の条件に合致したすべてのレコードを取得したい場合には、次の記事で紹介している、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を用いる必要があります。

一覧の条件でレコードを全件取得し、ポップアップ表示する


おわりに

この記事では画面に現在表示されているすべてのレコードを取得できる、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を使ってレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!


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