はじめに
レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。
この記事では画面に現在表示されているすべてのレコードを取得できる、やること「一覧で画面に表示されているレコードを取得する」を使い、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。
なお、この「やること」は文字通り、「現在表示されているレコード」のみを取得する点に注意する必要があります。
もし表示されているレコードだけでなく、一覧の条件に合致したすべてのレコードを取得したい場合には、次の記事で紹介している、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を用いる必要があります。
動作イメージとしては、ボタンを押すと
次のようなポップアップが表示されます。
※一覧画面と同じレコードが取得できていることがわかります
アプリの準備
カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード
からダウンロードするか、アプリを作成してください。
カスタマイズ
カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。
ボタンを配置
やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「一覧画面を表示した時」を使い、一覧画面表示時にボタンを配置するようにします。
レコードを取得
やること「一覧で画面に表示されているレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「16」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。
なお、この「やること」にはパラメーターはありません。シンプルに、一覧画面に現在表示されているレコードのみを取得します。
レコードをポップアップ表示
やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「17」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。
そのため、レコードには「17」を設定します。
カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。
ボタンを押して、
次のようなポップアップが表示されれば完成です!
一覧の表示件数よりも多いレコードを準備して、一覧の表示件数通りの件数が取得できている事も、併せて確認しておきましょう。
解説
この「やること」は前述の通り、一覧で画面に表示されているレコードのみを取得します。
そのため、一覧の条件に一致するレコードが 60件あっても、次の設定では 20件しか表示されていないため、この場合は 20 件のレコードのみが取得され、残りの 40件は取得できません。
表示されているレコードではなく、一覧の条件に合致したすべてのレコードを取得したい場合には、次の記事で紹介している、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を用いる必要があります。
おわりに
この記事では画面に現在表示されているすべてのレコードを取得できる、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を使ってレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!