はじめに

レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。


この記事では画面に表示されている・いないに関わらず、現在表示している一覧の絞り込み条件に合致するすべてのレコードを取得できる、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を使い、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。


動作イメージとしては、ボタンを押すと


次のようなポップアップが表示されます。

※一覧画面と同じ条件で、画面に表示されている/いないに関わらず全てのレコードが取得できていることがわかります


アプリの準備

カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード

からダウンロードするか、アプリを作成して一覧を追加し、絞り込み設定を一覧に設定してください。

※一覧の設定例については、下部の「解説」の項も併せてご覧ください。


カスタマイズ

カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。


ボタンを配置

やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「一覧画面を表示した時」を使い、一覧画面表示時にボタンを配置するようにします。


レコードを取得

やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「19」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。


なお、この「やること」にはパラメーターはありません。一覧の絞り込み条件に一致するすべてのレコードを取得します。


レコードをポップアップ表示

やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「20」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。

そのため、レコードには「20」を設定します。


カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。


ボタンを押して、


次のようなポップアップが表示されれば完成です!


併せて、一覧を変更したときにそれぞれの一覧の絞り込み条件に沿ったレコードが取得できている事を確認しておきましょう。


解説

取得されるレコードは、kintone を操作しているユーザーが現在開いている一覧画面の絞り込み条件(以下画像参照)で設定された条件に基づいて取得されます。

※注:画面上で絞り込みを行った場合は、絞り込みの設定条件で取得されます


上記の場合、一覧画面の絞り込み条件で「確度 A もしくは B を含む」「見込み時期が今年」という設定がされているため、この条件に該当するレコードがすべて取得されることとなります。


おわりに

この記事では画面に表示されている・いないに関わらず、現在表示している一覧の絞り込み条件に合致するすべてのレコードを取得できる、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」を使って、一覧の絞り込み条件と同じ条件で全てのレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

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