はじめに
追加画面や編集画面で装飾を施すカスタマイズを設定すれば、注意すべきフィールドを認識したり、入力値によって色を変更することで視認性が上がったりといった理由で入力ミスなどが防げます。
今回はフィールド入力値が確度Aだった時に、見込み時期の入力を促すために背景色を赤色にするカスタマイズをご紹介します。
今回の例のように入力を促したいけれども保存できないようにはしたくないなどの場合に使用し、併せて吹き出しなどを設定すると、わかりやすいかと思います。
アプリ例
アプリのフィールドは次のように設定します。
※フィールド名とフィールドコードは同じものを指定します
カスタマイズ
カスタマイズは次のように設定します。
初期表示での装飾設定
2つアクションを設定しますが、どちらのアクションも、やること「フィールド背景色を変更する」を用います。
条件については、アクション1は条件「追加画面・編集画面を表示した時」を用います。
また、アクション2は条件「他のアクションの実行が完了した時」「フィールド値が特定の値ならば」とし、「確度」フィールドが「A」と「等しい」事を条件とします。
値を変更した時の装飾設定
ここでも2つアクションを設定しますが、どちらのアクションも、やること「フィールド背景色を変更する」を用います。
条件については、アクション3は条件「フィールドの値を編集して値が変わった時」を用い、「確度」フィールドの値が変わった時を条件とします。
また、アクション4は条件「他のアクションの実行が完了した時」「フィールド値が特定の値ならば」とし、「確度」フィールドが「A」と「等しい」事を条件とします。
ここまでで大事なポイントは、アクションを1つでカスタマイズを(条件「フィールドの値を編集して値が変わった時」+「フィールド値が特定の値ならば」の形で)設定してしまうと、他の値に変わった時には背景色が赤色のままとなってしまいます。
その際に背景色を白に戻すため、一旦背景色を白く(アクション3)し、条件に適していれば背景色を赤く(アクション4)する といった処理になっています。
併せて、値を変更した時だけでなく、初期表示も同様とするため、アクション1・2で背景色の設定を行っています。
併せて吹き出しを設定
併せて「はじめに」節の最後に述べた、吹き出しについても次のように設定します。
ここでは、やること「フィールドに吹き出しを設定する」、条件「追加画面・編集画面を表示した時」を用います。
なお、テーブル内フィールドなど、一部のフィールドでは編集画面での装飾が利用できません。詳しくは、やること「フィールド背景色を変更する」の制限事項をご覧ください。
また、特定の値の時に、フィールドの設定「必須項目にする」と同様の必須入力チェックを行うカスタマイズを行いたい場合は、やること「必須チェックを行う」を用います。
ここについては、カスタマインの歩き方 エラーチェック編 に詳しいため、併せてご覧ください。
おわりに
追加画面や編集画面で装飾を施すカスタマイズを設定することで、注意すべきフィールドを認識しやすくしたり、入力値によって色を変更することで視認性を上げる事ができます。
Customineドキュメントやサポートページもぜひご活用ください。
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!