複数レコードに対して一括で採番するには、やること「複数のレコードに対して一度に自動採番を行う」を使うといいのですが、この場合、採番キーを可変にすることができないため、レコード内のフィールド値を採番キーとして使うことができません。


こちらのページでは、「リストから要素を取り出す」を使って、複数レコードに対して一度に採番する方法をご案内します。


注意:やること「複数のレコードに対して一度に自動採番を行う」の場合は、対象となるレコードに対しては必ず連続した番号を採番できますが、こちらのページの方法は処理中に他の採番処理に割り込まれる可能性があります。


自動採番を行うkintoneアプリ

採番キー(文字列1行フィールド)、採番結果(文字列1行フィールド)を用意しました。

カスタマイズ設定例

今回は、シンプルに一覧で選択されたレコードに対して採番、レコード更新する形にしました。すでに採番されている場合は上書きしない設定や、ユーザーに採番フィールドを触らせないようにする設定が必要な場合は、別途追加してください。

解説

採番を実行するためのボタン設置(ボタンをメニュー位置に配置する)と、対象レコードを選択するためのチェックボックス列を配置(一覧にチェックボックス列を追加する)します。

また、今回の採番処理は少し時間がかかりますので、「読み込み中画面を表示する」で処理中に他の操作ができないようにしておきます。



一覧で選択されたレコードについて、「リストから要素を取り出す」で1件ずつ処理を行います。リストから取り出しただけではレコードとして扱えないため、「取得したレコードを絞り込む」を使い、処理対象の1件のレコードを取得しておきます。


1件ずつに対して「自動採番を行う」を使って採番します。一覧画面で実施するときはパラメーターの「フィールド」は空欄としてください。

今回は、プレフィックスとして採番キーを付ける形にしました。また、採番キーはレコード内の採番キーフィールドを利用しています。


レコードを書き出す」でレコードを更新します。マッピングで採番した結果を使います。


リストからの取り出しが終了した時」に「読み込み中画面を終了する」で読み込み中画面を終了し、最後に「画面をリロードする」を行って一覧画面を最新の状態にします。


リストを使って処理をしていますので、アクショングラフでループの確認をしながら作成するとわかりやすくおすすめです。


採番結果

今回はこのように採番されました。


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Customineドキュメントサポートページもぜひご活用ください。