gusuku Customine の式で使用できる演算子は、以下のページで解説されています。
ここで、「&」は「文字列を結合します。」と規定されています。
例えばこれを文字列(1行 )型 以外のフィールド、例えばチェックボックス型などの複数の値を持つフィールド同士に適用したらどうなるでしょうか?
答えは、「仕様として規定されていないので、どうなるか分かりません」になります。例えば以下のような式です。
このような式をいつでも意図したとおりの動作をさせるためには、実現したい目的によって以下の方法を検討してください。
例:チェックボックスの内容を文字列にコピーするケース
チェックボックスがAからCまで3つあり、それぞれ以下の状態だったとします。
チェックボックスA = sample1
チェックボックスB = sample1 と sample2
チェックボックスC = sample3
チェックボックスフィールドの状態をそのまま別のチェックボックスフィールドにコピーしたい
append 関数 を利用して、以下のように記述します。
= append(チェックボックスA, チェックボックスB, チェックボックスC)
この結果は、チェックボックスフィールドに「sample1」「sample2」「sample3」の選択を追加します。
選択された結果を単純に文字列型フィールドに書き出したい
一方、チェックボックフィールドの状態を文字列として書き出したい場合には、textjoin 関数を使用して以下のように記述します。
= textjoin("", "YES", チェックボックスA) & textjoin("", "YES", チェックボックスB) & textjoin("", "YES", チェックボックスC)
この結果は以下のようになります。
sample1sample1sample2sample3
また、区切り文字など関係なく、単純に文字列として書き出したい場合には以下のように記述します。
= "" & チェックボックスA & チェックボックスB & チェックボックスC
この結果は、以下のようになります。各チェックボックス間のカンマが入ったり入らなかったりするため、別の用途に利用することは難しいですが、単にチェックされた値を文字列で確認したい、という場合には利用することも可能です。
sample1sample1,sample2sample3
複数の値を持つフィールドの取扱について
複数の値を持つフィールドは値を「配列」と呼ばれる形式で持っています。この値に対する式や演算子については、以下のページを参照してください。