日付だけ、時刻だけを取り出す方法には下記の2パターンの方法があります。
やること「日付や時刻をフォーマットする」を利用する
「format関数」を利用する
どちらの方法でも同様に日付や時刻を取り出すことができますが、それぞれに特徴がありますので、2パターンの方法をご紹介します。
1. やること「日付や時刻をフォーマットする」を利用する
おすすめポイント:
書式を一覧から選択して利用できるので、書式の書き方が分からない場合でも簡単にご利用いただけます。
弱点:
選択肢にない書式は指定できません。
元となる日時フィールドやセット先のフィールドがたくさんある場合、フィールドの分だけアクションを作る必要があり、アクションが大量になってしまいます。
使い方:
やること「日付や時刻をフォーマットする」を利用します。
「日付/時刻」には元になる日時フィールドを指定します。
「日付の書式」をクリックすると、下記のような画面が開きます。
時刻だけ取り出したいときは「日付表示なし」、日だけ取り出したいときは、この中から書式を選択してください。
次に、「時刻の書式」をクリックすると、下記のような画面が開きます。
日付だけ取り出したいときは「時刻表示なし」、時刻だけ取り出したいときは書式を選択してください。
最後に、セット先フィールドを指定します。
単純にフィールドにセットしたい場合は、セット先のフィールドを選択してください。
ここでセット可能なのは、文字列フィールドのみなので、時刻や日付フィールドにはセットできません。
ただ、「日付や時刻をフォーマットする」の「セット先フィールド」は未指定にしておいて、やること「フィールドに値をセットする」の値に「日付や時刻をフォーマットする」のアクションの結果を指定すれば、日付や時刻フィールドに値をセットすることができます。
その際は、日付の場合は書式「2018-01-25」、時刻の場合は「20:05」を指定してください。
他の書式ではエラーとなってしまうものがあります。
2. 「format関数」を利用する
おすすめポイント:
一覧にない書式を指定できます。
フィールドマッピングに設定できるので、対象となるフィールドがたくさんあっても一つのアクションでまとめて処理できます。
弱点:
YYYY-MM-DDのような書式を知らなければ使用できません。
「日付や時刻をフォーマットする」の選択肢にはない書式を設定したい場合や、フィールドマッピングの中で書式を指定し、日付や時刻を抜き出したい場合は「format関数」を使用します。
フィールドマッピングについては、こちらのドキュメントもご覧ください。
format関数で日時フィールドから日付、時刻を取り出す場合は下記のように記述します。
日時フィールドのフィールドコードが「日時」の場合:
日付を取り出す(例:2019-08-01)
= format( 日時 ,”YYYY-MM-DD” )時刻を取り出す(例:09:30)
= format( 日時 , “HH:mm”)日付と時間をすべてつなげてコードを作る(例:201908010930)
= format( 日時 , "YYYYMMDDHHmm")
フィールドコードは実際のアプリの日時フィールドのものに変えてご利用ください。
下記のkintoneアプリでは、日時フィールドにセットされた日時を、「抽出」ボタンをクリックすると文字列(1行)フィールド「時間抽出」と、時刻フィールド「時刻抽出」、日付フィールド「日付」にまとめてセットしています。
やること「フィールド値をまとめてセットする」を選択しました。
その場合のマッピング例が下記です。
format関数を使用し、日時フィールドの日時から時刻、日付だけを取り出しています。