レコード追加や再利用時に、日付のように初期値をセットしておきたいケースがあります。kintone標準機能のフィールドの初期値でもセットは出来るのですが、再利用時はセット出来ないためカスタマイズが必要になります。


今回のカスタマイズで出来ること

  • レコード追加時と再利用時にフィールドとテーブルに初期値をセットします


アプリの準備


アプリに以下のフィールドを作成します。文字列と数値はテーブル内のフィールドです。


フィールド名

フィールドコード

テーブル

フィールドタイプ、他

日付

日付


日付


内訳


テーブル

文字列

文字列

内訳

文字列

数値

数値

内訳

数値



Customineの設定

全体の流れはこのようになります。


再利用の場合も、追加画面を表示した時に含まれるので、処理はまとめることができます。


通常フィールドに値をセット


日付フィールドに今日の日付をセットします。これで、再利用時でも今日の日付が入るようになります。




テーブルに値をセット


「テーブルに行を追加する」を使うと1行目に空行が出来てしまいます。1行目の各フィールドに直接値をセットすることも出来るのですが、その場合フィールドが多くなると「やること」も増えてしまいます。


また、レコード再利用時はテーブル行を消す必要があるのですが、複数行あった場合などに対応するため最初に「フィールド値をクリアする」でテーブル全体を消すようにします。


それらの処理の後に、テーブルの1行目を消すようにすると、「やること」をシンプルに配置することが出来ます。



まとめ

フィールドに初期値を設定したい場合、レコード再利用時は標準機能では対応できないため、今回のカスタマイズが利用できると思います。


特にテーブルへの値のセットは各フィールドの値を一度にセット出来るので、うまく使うとシンプルに記述出来ます。色々とお試しください。