やること「ルックアップをクリアする」をご利用ください。

ルックアップフィールドの値だけでなく、ルックアップコピー元から取得した値をクリアし、手動でのクリア操作なしにレコードを保存できるようになります。


「全てクリア」ボタンを設置し、入力値をまとめてクリアしたい場合を例にとります。



フィールドやテーブルの値のクリアは、やること「フィールド値をクリアする」で実現可能です。

※やること「フィールド値をクリアする」はフィールドだけでなく、テーブルのフィールドコードを指定すれば、テーブルの値をまとめてクリアすることができます。


ですが、ルックアップフィールドについては入力値のクリアを行った後そのままレコードを保存しようとすると、下記のようなエラーが表示されレコードを保存できません。


なお、この現象は手動でルックアップフィールドの値を削除した場合と同じ動きです。


エラーメッセージ:

値を削除する場合は、[クリア]を押し、参照先から取得した値をクリアしてください。



このようなエラーを回避するため、ルックアップフィールドのクリアには「ルックアップをクリアする」をご利用ください。

下記は、クリアボタンをクリックするとルックアップフィールドを含む全てのフィールドとレコードの値がクリアされるカスタマイズ例です。


kintoneアプリの設定:


※フィールド名とフィールドコードは同じに設定しました。
 テーブルのフィールドコードは「HachuList」です。



ルックアップフィールド「発注取引先コード」は下記のように設定しました。

「発注取引先名」フィールドには、ルックアップでコピーされた取引先名がセットされます。



「全てクリア」ボタンを設置する


やること

レコード詳細画面のメニューの上に「全てクリア」ボタンを設置したいので「ボタンをメニュー位置に配置する」を選択します。

場所は「レコード詳細メニューの上側」、ラベルは「全てクリア」と指定しました。


条件

追加・編集画面の時だけボタンを表示したいので「追加画面・編集画面を表示した時」を選択しました。


ルックアップ以外のフィールドをクリアする


やること

フィールド値をクリアする」を選択します。

クリアしたいフィールドには、フィールド「発注コード」とテーブル「HachuList」を指定しました。

「発注取引先名」フィールドはここで指定しても特に問題はありませんが、後述のルックアップのクリアでクリアされるため指定していません。


条件

「全てクリア」ボタンを押した時にクリアしたいので「ボタンを押した時」を選択します。

ボタンは「全てクリア」ボタンを作成したアクションNo「1」を指定しました。


ルックアップをクリアする


やること

ルックアップをクリアする」を選択します。

ルックアップフィールドは「発注取引先コード」を指定しました。


条件

「全てクリア」ボタンを押した時にクリアしたいので「ボタンを押した時」を選択します。

ボタンは「全てクリア」ボタンを作成したアクションNo「1」を指定しました。


以上でカスタマイズは完了です。

ルックアップフィールドをクリア後、手動でのクリアを行わなくてもエラーにならず、レコードが保存可能になりました。