郵便番号や電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報は誤りがあると、必要な時に大変困りますよね?
今回はそれぞれのフィールドで書式チェックを行い、ミスを減らしてあげるカスタマイズをご紹介します!
Customineの基本的な事柄は、こちらの「はじめてのカスタマイズ」をご参照ください。
アプリのフォーム
アプリはkintone アプリストア の「顧客リスト」アプリを使います。
Customineの設定
郵便番号チェック
条件の設定
今回は郵便番号が入力されたときにチェックしてほしいので、「フィールドの値を編集して値が変わったとき」を使用します。
また、郵便番号を空にしたときにはチェックしなくていいので、「フィールド値が特定の値ならば」で「郵便番号が空でないとき」に条件を絞りましょう。
やることの設定
「郵便番号から住所を検索する」を使用します。
本来の機能は、入力した郵便番号から住所を検索し、自動で入力することですが、単純に正しい郵便番号かどうかをチェックすることにも使えます。
この時、上のカスタマイズ画面キャプチャのように、住所を入力するフィールドを指定していなくてもチェックが行われますよ!
まずはこの場合のカスタマイズを作成してみてください。
7桁の半角数字(ハイフンは含んでも含まなくてもよい)でなければ、「郵便番号の指定が正しくありません」のダイアログが表示されます。
7桁の半角数字であっても、存在しない郵便番号なら、「郵便番号[○○○○]は見つかりませんでした」のダイアログが表示されます。
もちろん、住所を入力するフィールドを指定すれば、自動で住所を入力します。そのほうが便利ですよね!
これで自動で入力されるようになりました。
今回は住所を一つのフィールドに入力しますが、「都道府県」「市区町村」「町域」等いくつかのフィールドに分けて入力することもできます。
郵便番号が空になったら住所も空になるアクションも付け加えておきましょう。
これで郵便番号が空になったら住所も空になるはずです。
電話番号チェック
条件
先ほどと同じく、編集して値が変わり、かつ空でないとき、に設定しましょう。
やること
「電話番号書式をチェックする」を使います。
半角数字または半角ハイフン、+以外が入力されていると、フィールドにエラーを表示します。(+は先頭のみ)
また、条件を満たすとエラーをクリアします。
レコード保存直前にもチェックを入れましょう。
3番のアクションを複製して、条件を「レコードを保存する直前」に変換するだけでOKです!
「電話番号書式をチェックする」はレコード保存直前に実行すると、エラーと判定されると保存を取り消してくれます!
さらに、「文字数をチェックする」を使えば、桁数チェックもできます。ハイフンや国番号も入ることを想定して、今回は10~15文字としておきます。条件は先ほどと同じです。
これで文字の種類と文字数に対してエラーチェックができるようになりました。
ちなみに、両方のチェックに引っかかれば、両方のエラーが表示されます。
FAX番号に対しても同様に設定しましょう。
メールアドレスをチェックする
条件
今回も編集した時とレコード保存時に設定しましょう。また、先ほどと同様、フィールドが空でないとき、の条件も追加しておきましょう。
やること
「メールアドレス形式をチェックする」を使用します。
指定のフィールドがメールアドレス形式になっているかどうかをチェックできます。
チェック精度は
厳密… 使用できる文字なども含めてチェック
緩め… 「@」の有無だけをチェック
の2種類があります。今回は「厳密」を選択しておきます。
設定が終わったら、「kintoneアプリへ登録」し、ちゃんと動くか確認しましょう。
エラーが表示されるようになりましたね!
まとめ
これでかなり丁寧なチェックになったんじゃないでしょうか!
Customineにはエラーチェックが豊富に用意されています。
ぜひ色々試し、それぞれに合ったエラーチェックをしてみてください!