Customineでは日付(日時でもOKです)フィールドを元に「年度を計算する」ことが出来ます。

これを使っていくつかの年度・シーズンの表記の仕方をご紹介したいと思います。


シンプルなパターン

まずは、シンプルに年度を計算して利用するパターンをご紹介します。


まずは日時フィールドの値が変わったときに「年度を計算する」を利用しています。

お好みの年度開始月を選択して、年度を計算してみてください。この例では4月から年度が始まるという設定をしています。


別のアクションでこの結果を利用したいので、ここでは「セット先フィールド」を省略しています。


こちらのように、別のアクションで「フィールドに値をセットする」を使って、「2018 年度」といった書式でフィールドに値をセットするようにしています。「年度」の部分を「シーズン」にしたり、お好みによって色々な表記にすることが出来ます。


2年続きのシーズンの場合

上記は非常に単純な例でしたが、例えばサッカーやフィギュアスケートなどのように、「2018 - 2019 シーズン」というような表記をするにはどうすればいいでしょう?


これは翌年を計算するために、先程の年度を計算したのに加えて「数値をフォーマットする」を利用して、以下のような設定を追加します。

数値の部分の「= $1 + 1」で、アクション番号1で計算した年度に1を足しています。



最後に「フィールドに値をセットする」を使っているところを少し修正します。

値の部分には、いま計算した次年度を利用して「${$1} - ${$2} シーズン」と設定しましょう。

また、条件でアクション1が完了した時を指定していましたが、これをアクション2に変更しておきます(次年度の計算が終わったら、フィールドに値をセットする、の意味です)。


最終的にはこのような設定になります。

これで「2018 - 2019 シーズン」のような表記で、フィールドに値をセットすることが出来ました。



さらなる表記パターン「2018 - 19 シーズン」の場合

さらに「2018 - 19 シーズン」という表現はどうでしょう?

これもよく見る書き方ですね。これはどうやったら実現できるでしょうか?


これはとても簡単で、「数値をフォーマットする」の「整数部の桁数」の設定を2にするだけで実現できます。

お手元で試してみてください!