kintoneは日付を入力しても曜日を自動表示する事ができないため、自身で曜日を確認し、必要な場合は手入力で曜日を登録する必要がありました。

しかし、レコードの登録・編集の度にこうした作業をすることは大変ですよね。

そこで今回は、入力した日付に対応する曜日を自動で表示するカスタマイズを作成していきたいと思います。

 

Customineの基本的な事柄は、こちらの「はじめてのカスタマイズ」をご参照ください。

 

利用想定シーン

今回は、入力された日付にあわせて隣の文字列(1行)フィールドに表示するカスタマイズを作成します。

 

アプリのフォームは以下の通りです。

 


フィールドタイプ

フィールド名

フィールドコード

備考

日付

日付

日付

初期値:レコード登録時の日付

文字列(1行)

曜日

曜日

なし


 

Customineの設定

以下のステップでカスタマイズを作成していきます。

  1. 曜日を入力する

  2. 日付を空にすると曜日も空にする

  3. フィールドを編集不可にする

 

1. 曜日を表示する

「追加画面を表示した時」に曜日を表示するアクションを作成することで、日付の初期値を「レコード登録時を初期値にする」に設定している場合でも、レコード登録当日の曜日を表示することができます。

ただし、日付が空になる場合もあり、そのときに曜日が計算できず、エラーにならないよう、日付が入力されているときだけ曜日を計算するように作成します。

手順は以下の通りです。

  • 「やること」でカテゴリー:日付と時刻の中から「日付から曜日を取得する」を選択します

  • 「日付」にはフィールド選択から「日付」フィールドを選択します

  • 「言語」はどの言語で曜日を表示するか、です。お好みでお選びください

  • 「書式」は「長い形式 (水曜日/Wednesday)」と「短い形式 (水/Wed)」からお選びいただけます。こちらもお好みでお選びください

  • 「セット先フィールド」には「曜日」を選択します

  • 条件には「追加画面を表示した時」を選択します

  • さらに条件追加ボタンを押し、「フィールド値が特定の値ならば」を追加します

  • 「フィールド」には「日付」を、「条件」には「等しくない」を選択します。「比較値」は入力しません。

 

最終的には以下の設定になります。

 

このアクションに加えて日付が初期値から変更された場合でも、曜日が表示されるアクションを作成します。手順は以下の通りです。

  • 「やること」でカテゴリー:日付と時刻の中から「日付から曜日を取得する」を選択します

  • 「日付」にはフィールド選択から「日付」フィールドを選択します

  • 「言語」・「書式」はお好みでお選びください

  • 「セット先フィールド」には「曜日」を選択します

  • 条件には「フィールドの値を編集して値が変わった時」を選択します

  • 「日付」には「日付」フィールドを選択します

  • 「一覧画面の鉛筆を押した時」は「一覧画面の鉛筆を押した時も含める」にしておきます

  • さらに条件追加ボタンを押し、「フィールド値が特定の値ならば」を追加します

  • 「フィールド」には「日付」を、「条件」には「等しくない」を選択します。「比較値」は入力しません。

 

以下の設定になります。

 

2. 日付を空にしたら曜日も空にする

日付が空になったときに曜日が残っているのはおかしいので、日付が空になると同時に曜日も空にするアクションを加えます。手順は以下の通りです。


以下の設定になります。

 

3. フィールドを無効化する

曜日が表示されるフィールドを編集不可にすることで、異なる曜日に変更されることを防ぎます。手順は以下の通りです。

 

以下の設定になります。

 

以上でカスタマイズは完了です!

「kintoneアプリへ登録」し、動作を確認してみてください。

 

このように日付と曜日が連動して表示されるようになっていると思います。

 

まとめ

今回は曜日を表示するカスタマイズをご紹介しました。

サンプルのカスタマイズ画像では「月」「火」・・・と曜日が漢字一文字で表示されるようになっていますが、言語や書式を変えることで、表示の仕方を変えることができます。

 

ぜひ設定を弄ってみて、お好みの表示にしてみてくださいね!