はじめに
レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。
この記事ではアプリ内の関連レコードの設定を使ってレコード取得することができる、やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を使って、関連レコードの設定と同じ条件でレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。
動作イメージとしては、ボタンを押すと
次のようなポップアップが表示されます。
※関連レコード一覧と同じ内容のレコードが取得できていることがわかります
アプリの準備
カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード
からダウンロードするか、以下の要領でアプリを作成してください。
案件管理
※フィールド名と要素IDは同じものを指定
製品マスタ
※フィールド名とフィールドコードは備考に注釈が無い限り同じものを指定
カスタマイズ
カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。
ボタンを配置
やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「追加画面・編集画面を表示した時」を使い、追加画面・編集画面表示時にボタンを配置するようにします。
レコードを取得
やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「13」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。
レコードをポップアップ表示
やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「14」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。
そのため、レコードには「14」を設定します。
カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。
ボタンを押して、
次のようなポップアップが表示されれば完成です!
解説
やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」は、文字通り関連レコード一覧の条件で設定された内容に従ってレコード取得を行います。
関連レコード一覧が以下のように設定されている場合は、自アプリ(『案件管理』アプリ)から「会社名が一致」「見込み時期が2022年以降」のレコードを取得し、見込み時期で昇順にソートして表示します。
※「表示するフィールド」の設定はカスタマインの動作には影響を与えません。
特徴的なのは、関連レコード一覧の参照するアプリとして自アプリが指定されている場合、パラメータにて自レコードを取得する・しないを選択できる、という点です。
このパラメーターは要件に応じて使い分けていただくのが良いと思います。
おわりに
この記事ではアプリ内の関連レコードの設定を使ってレコード取得することができる、やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を使って、関連レコードの設定と同じ条件でレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!