gusuku Customine カスタマインの歩き方 レコード取得編
2. 実例に学ぶカスタマイズ作成のポイント

2-5. 関連レコード一覧の条件でレコード取得し、ポップアップ表示する

前の記事:2-4. クエリで条件を指定してレコード取得し、ポップアップ表示する

次の記事:2-6. 一覧で画面に表示されているレコードを取得し、ポップアップ表示する


はじめに

レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。


この記事ではアプリ内の関連レコードの設定を使ってレコード取得することができる、やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を使って、関連レコードの設定と同じ条件でレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。


動作イメージとしては、ボタンを押すと


次のようなポップアップが表示されます。

※関連レコード一覧と同じ内容のレコードが取得できていることがわかります


アプリの準備

カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード

からダウンロードするか、以下の要領でアプリを作成してください。


案件管理

※フィールド名と要素IDは同じものを指定

フィールド名/要素ID

フィールドタイプ

備考

getRelatedrecords

スペース



製品マスタ

※フィールド名とフィールドコードは備考に注釈が無い限り同じものを指定

フィールド名

フィールドタイプ

備考

製品カテゴリ

ドロップダウン


製品コード

文字列(1行)


製品名

文字列(1行)


単価

数値


課金対象期間

ラジオボタン


有効期間(開始)

日付

フィールドコード:有効期間_開始

有効期間(終了)


日付

フィールドコード:有効期間_終了


カスタマイズ

カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。


ボタンを配置

やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「追加画面・編集画面を表示した時」を使い、追加画面・編集画面表示時にボタンを配置するようにします。


レコードを取得

やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「13」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。


レコードをポップアップ表示

やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「14」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。

そのため、レコードには「14」を設定します。


カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。


ボタンを押して、


次のようなポップアップが表示されれば完成です!


解説

やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」は、文字通り関連レコード一覧の条件で設定された内容に従ってレコード取得を行います。


関連レコード一覧が以下のように設定されている場合は、自アプリ(『案件管理』アプリ)から「会社名が一致」「見込み時期が2022年以降」のレコードを取得し、見込み時期で昇順にソートして表示します。

※「表示するフィールド」の設定はカスタマインの動作には影響を与えません。


特徴的なのは、関連レコード一覧の参照するアプリとして自アプリが指定されている場合、パラメータにて自レコードを取得する・しないを選択できる、という点です。

このパラメーターは要件に応じて使い分けていただくのが良いと思います。


おわりに

この記事ではアプリ内の関連レコードの設定を使ってレコード取得することができる、やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を使って、関連レコードの設定と同じ条件でレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!


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