はじめに

ここまでの記事(gusuku Customine カスタマインの歩き方 レコード取得編2-1. 〜2-8.)で紹介した8種類の「やること」に続けて、やること「レコードから重複を除去する」を使用すると、取得したレコードから重複を除去することができます。

この、「やること」の利用が想定されるケースとしては、後続のアクションで使用するために一旦取得したレコードから重複を除去したい場合などです。

※注：kintone に保存されているレコードの重複を除去する（重複しているレコードを削除する）ためのものではないため、レコードを削除する事はできません。

やること「レコードから重複を除去する」を用いない場合

用いない場合の実行結果

やること「レコードから重複を除去する」を用いた場合

用いた場合の実行結果

解説

上で示した通り、やること「レコードから重複を除去する」を用いると、取得したレコードの中でキーに指定したフィールドで重複があった場合に、重複分のレコードが除去されます（重複除去されたレコードが、やること「レコードから重複を除去する」のアクション結果として取得できます）。

上記の例だと、製品カテゴリをキーに指定しているため、製品カテゴリが kintone のレコード、gusuku のレコードがそれぞれ1件ずつとなっていることがわかります。

やること「レコードから重複を除去する」は、後続のアクションで重複レコードがあると不都合となるケースで使用します。

この記事では詳しく説明しませんが、典型的な例としては、やること「フィールド値をレコードから選択するプルダウンを作成する」を使用した、「住所をプルダウンで入力するカスタマイズ」が挙げられます。詳しくは次の記事をご確認ください。

住所をプルダウンで入力するkintoneカスタマイズ

おわりに

この記事では、やること「レコードから重複を除去する」を用い、任意のフィールドをキーとして取得したレコードの重複を除去し、処理を行うカスタマイズの例についてご紹介しました。

ドキュメントやサポートページもぜひご活用ください。

また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください！