今回は、ルックアップ時に一緒にコピーしてきたフィールドを編集可能にするカスタマイズを紹介します。


2種類の方法(AとB)がありますので、運用に合ったカスタマイズを設定ください。

方法

ルックアップ再取得時

(A)ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」の設定を行い、カスタマイズでフィールドを有効化する

コピー元のデータに上書きされる

(B)ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」の設定は行わず、カスタマイズでデータをコピーする

カスタマイズの設定次第

(ファイル取り込み時には上書きされません)


なお、『コピー先のアプリを開いたままで、コピー元であるアプリのデータを編集したい場合』は、別の記事「ルックアップのコピー元を簡単に更新する」をご覧ください。


(A)ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」の設定を行い、カスタマイズでフィールドを有効化する

1.ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」を設定する


Aの場合、ということでフィールド名およびフィールドコードに「_A」をつけています。


2.カスタマインで、フィールドを有効化する(カスタマイン)

やること「フィールドを有効化する」を選択し、フィールド「部署名_A、担当者名_A」を選択します。

条件「追加画面・編集画面を表示した時」を選択します。


以上でカスタマイズは完了です。



(B)ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」の設定は行わず、カスタマイズでデータをコピーする

1.ルックアップの設定で「ほかのフィールドのコピー」で、キーとなるフィールドをコピーする

Bの場合、ということでフィールド名およびフィールドコードに「_B」をつけています。

他のフィールドのコピーに設定した「顧客番号」は、このあとのカスタマイズで利用します。顧客番号は、コピー元のアプリにて「必須項目にする」および「値の重複を禁止する」設定を有効にしています。


2.コピーしたいデータを取得する(カスタマイン)

やること「キーを指定してレコードを取得する」を選択し、取得先アプリ「顧客リスト」(ルックアップの設定で関連付けるアプリとして指定しているアプリ)を選択し、キーとなるフィールド「顧客番号」、キーの値「顧客番号」を選択します。

条件「フィールドの値を編集して値が変わった時」を選択します。


3.取得したデータをフィールドにセットする(カスタマイン)

やること「フィールド値をまとめてセットする」を選択し、マッピング「挿入→他のアクションの結果→アクション番号11→部署名/担当者名」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択します。


なお、こちらで紹介したBのカスタマイズの場合、同じ会社でルックアップを再取得しても部署名および担当者名のデータはコピー元のデータに上書きされません。ルックアップを別の会社に変更した場合、コピー元のデータに上書きされます。また、ファイル取り込み時はデータは上書きされません。



以上でカスタマイズは完了です。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

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