はじめに

定期実行・kintone アプリの Webhook の機能では「Slack にメッセージを投稿する」を使用することで、kintone のレコード情報やカスタマインでの処理結果をSlack のメッセージとして送ることができます。


カスタマイン側の設定はとてもシンプルですが、Slack 側で Bot を作成しなければいけないため、この記事では Slack 側の設定例も併せてご紹介します。


なお、Slack の設定方法については弊社のテクニカルサポートではお答えできません。また、この記事は2024年2月現在の情報を元に記載しております。そのため、Slack の仕様変更等があった際には Slack ヘルプセンター をご参照の上、読み替えてください。


概要

Slack へのメッセージ投稿を行う場合にはやること「Slack にメッセージを投稿する」を用います。

パラメータの「Webhook URL」はSlackの画面から取得します。

パラメータ名

取得方法

Webhook URL

Slack AppのIncoming Webhookの設定


Slack App(Incoming Webhook)の設定については次の要領で設定してください。

Slack App(Incoming Webhook)の設定

まずは、Slack 側で「その他」を選択し、右にメニューが出てくるので「自動化」を選択します。


すると、次の様な画面が出てくるので、右上の検索欄(虫眼鏡のアイコンの欄)に「incoming」と入力すると、次のような画面となります。

検索結果に出てきた「Incoming Webhooks」を選択して追加してください。


すると次のような画面がWebブラウザで開きますので「Slackに追加」をクリックしてください。


「Slackに追加」すると次のような画面になり、SlackBotが投稿するチャンネルを選択後、「Incoming Webhook インテグレーションの追加」をクリックします。


すると、次のような画面が表示され、Incoming WebhookがSlackに設定された状態となり、Webhook URLのアドレスがわかり、使えるようになります。



このWebhook URLを、やること「Slack にメッセージを投稿する」のWebhook URL に設定してください。

また、メッセージの内容は必要に応じて、通知したい内容を設定してください。


応用:メッセージにメンションを含めたい場合

Slackにやること「Slack にメッセージを投稿する」でメッセージを投稿する際、メッセージに「<@【メンバーID】> 」を設定していただくと、メンションを飛ばす事ができます。


※注:複数名にメンションを送る時は「<@【メンバーID1】> <@【メンバーID2】> 」の要領で並べてください。


SlackのメンバーIDの確認方法

メンバーIDについては、Slackの画面上で次の要領で確認してください。


まず、画面に表示されているメンションを飛ばしたいメンバーのアイコンをクリックします。


次に、右に「プロフィール」が表示されます。「︙」をクリックすると


「メンバーIDをコピーする」が出てくるので、これをクリックすると、メンバーIDをコピーできますので、この値を用いてください。



メンションなど、Slack側の正確な仕様については次のページ(英語のみ)が参考になります。併せてご確認ください。


Formatting text for app surfaces | Slack