やること「Excelを出力する」「PDFを出力する」(画面のカスタマイズ)や、やること「Excelを出力する」「PDFを出力する」(Job Runner)でフィールド値が出力できない場合、よくある原因として以下の例が挙げられます。
まずはこちらをご覧いただき、該当するものがないかお確かめください。
出力時にエラーメッセージが表示される
エラーメッセージが表示される場合は、出力そのものができていません。こちらによくあるエラーについて記載しておりますので、ご覧いただき、対処をお願いします。
他のフィールドは出力されているのに、一部のフィールドだけが出力されていない
いくつかの原因が考えられます。
フィールドコードを書くべきところにフィールドの表示名を書いている
フィールドコードの記述に間違いがないかご確認ください。
テンプレートに記述するのは「フィールドコード」です。フィールドの「表示名」ではありませんのでご注意ください。
フィールドコードを間違えてテンプレートに記述している場合は、エラーにはならず、空欄で出力されます。
なおgusuku Customineでkintoneアプリの設計情報ファイルを出力し、それを利用(コピー&ペースト)してテンプレートファイルを作って頂くと、フィールドコードの打ち間違いを減らせますし、フィールド数が多い場合の作業工数削減にも繋がりますのでおすすめです。
gusukuコマンドを記述する際の「$(」、「)」などが全角になっている
フィールドコードを記述する際は「$(フィールドコード)」のように記載しますが、「$(」や「)」が全角ですとgusukuサーバーがフィールド値の出力を正しく処理できません。
テンプレートのフィールドコードを記述する際の「$(」と「)」を半角にし、改めて出力をお試しください。
また、テンプレートに記載するgusukuコマンド「$STR()」「$NUM()」なども同様に、半角で記述する必要があります。併せてご確認をお願いします。
gusukuコマンドについてはリファレンスマニュアルをご覧ください。
他のフィールドは出力されているのに、関連レコード内のフィールドだけが出力されていない
関連レコードの値を出力する場合は、関連レコードの「参照するアプリ」のアプリにkintone接続ユーザーの閲覧権限が必要です。kintone接続ユーザーの閲覧権限が不足していても、エラーにはならず、空欄で出力されます。
レコード、フィールドの閲覧権限も併せてご確認ください。
すべてのフィールドの値が出力されない
いくつかの原因が考えられます。
「データレコード」パラメーターの指定が間違っている
「データレコード」パラメーターには、出力対象のレコードを指定する必要があります。
※空欄の場合は、一覧画面表示時には”一覧画面に表示されているレコード”、詳細画面表示時には”詳細画面に表示されているレコード”が対象となります。
具体的な指定間違いのパターンとして、よくあるのは次のようなケースです。
・テンプレート取得用のレコード取得アクション番号を指定している
・出力対象のレコード取得アクション番号ではない番号を指定している
こういった点について、改めてご確認ください。
本来のテンプレート保存レコードと違うレコードを取得している
使いたいテンプレートが保存されているレコードとは違うレコードを取得していないでしょうか? レコード取得時のキーの指定などをお確かめください。
また、テンプレート保存アプリでは、1つのテンプレートファイルにつき、1レコードを作成するように作っていただくのがおすすめです。
一覧画面から出力しているのに、1レコード分しか出力されない
複数レコードを対象に出力したい場合は、それを意識したテンプレートの作りにする必要があります。
下記のページを参考に、テンプレートの作りを見直してみてください。
1レコードにつき1ページ(テンプレートの1シート)で、自動展開したい時
シートの展開
一覧画面から複数レコードを一覧表のように出力したい時
一覧画面から一覧表Excelを作る
一覧画面から出力すると、画面に表示されているレコードの分しか出力されない
「データレコード」パラメーターには、出力対象のレコードを指定する必要があります。
※空欄の場合は、一覧画面表示時には”一覧画面に表示されているレコード”、詳細画面表示時には”詳細画面に表示されているレコード”が対象となります。
「一覧の条件でレコードを全件取得する 」「一覧で選択されたレコードを取得する」などのアクションで対象レコードを取得している場合、「データレコード」パラメーターには、それらの「レコードを取得した」アクションの結果を指定するようにしてください。