はじめに
この記事では、一覧画面に設置したボタンを押した時、一覧の条件に一致する全レコードの一覧表をExcel形式で出力するカスタマイズをご紹介します。
カスタマイズ内容
細かく説明していきます。
カスタマイズ詳細
まず、ボタンを配置します。一覧画面から出力をしたいので「一覧画面を表示した時」を使います。
次に、テンプレートファイルが入っているレコードを「キーを指定してレコードを取得する」を使って取得します。
さらに、「一覧の条件でレコードを全件取得する」で出力対象となるレコードを取得します。今回は一覧の条件に合致するレコード全件を対象としたいためこの「やること」を選んでいますが、レコードを取得する「やること」であれば「全レコードを取得する」や「一覧で選択されたレコードを取得する」などを使っても構いません。
最後に、「Excelを出力する」でExcelを出力します。出力先はダウンロードを選択しているため、出力後はExcelファイルがローカルPCにダウンロードされます。
テンプレート内容
出力時は、テンプレートファイルを事前に用意しておく必要があります。今回は以下のような形で作りました。
一覧画面から複数レコードを対象として表にして出力したい場合、$FOREACH〜$ENDを使います。
5行目はフィールドコードを並べています。
日付形式のものは$DATE(フィールドコード)、数値形式のものは$NUM(フィールドコード)で指定します。
テンプレート作成時のこれらのコマンドについては、こちらのリファレンスマニュアルに記載されています。
出力対象の一覧画面
このような一覧画面から出力します。テンプレートに設定したフィールドが出力されますので、一覧画面に表示していないフィールドでも出力が可能です。
出力結果のExcelファイル
このような結果になりました。$FOREACH〜$ENDの部分がレコードの数だけ展開されます。
$FOREACH〜$ENDを使うことで、複数レコードを対象とした一覧表が作成できます。印刷用や確認作業用に一覧表が欲しい場合にご活用ください。