フィールドの値によりフィールドの表示/非表示の制御を行いたい事、ありませんか?

実は、カスタマインなら簡単にできちゃいます!

今回は、カスタマインによる画面カスタマイズを用いる事で、フィールドの値によりフィールドの表示/非表示の制御を行う方法をご紹介します。

ここではシンプルな表示制御をご紹介していますが、もう少し複雑な、階層的な表示制御をチェックボックスでやりたい場合には、こちらを参考にしてください。

同様に階層的な表示制御をラジオボタン・ドロップダウンでやりたい場合には、こちらを参考にしてください。

kintoneアプリの設定

kintoneアプリには以下のフィールドを設定しました。

フィールド名

フィールドコード

フィールドタイプ

名前

名前

文字列(1行)

追加情報の有無

追加情報の有無

ラジオボタン

追加情報

追加情報

文字列(複数行)

追加情報グループ

追加情報グループ

グループ

追加情報_年齢

追加情報_年齢

数値


設定するカスタマイズの全体像

カスタマイズの内容はシンプルです。



大きく初期表示の時のアクションと、値を変更した時のアクションに分かれるので、それぞれの内容を見ていきましょう。


初期表示の時のアクション

初期表示の時のカスタマイズは1番のアクションで設定しています。



「やること」に「フィールドやグループを非表示にする」、「条件」に「追加画面・編集画面・詳細画面のいずれかを表示した時」、「フィールド値が特定の値ならば」を用いる事で、画面を初期表示した時に、フィールド値が特定の値ならばフィールドやグループを非表示にしています。

今回の例は、「追加情報の有無」フィールドが「無し」の場合に「追加情報」「追加情報グループ」を非表示としています。


なお、非表示にする設定がフィールドであれば、「フィールドやグループを非表示にする」の「フィールド」のパラメータについては、それぞれのフィールドを指定してください。(複数のフィールドを1つの「やること」で指定できます。)

グループにまとまっていれば、グループ単位での非表示設定も可能です。

このドキュメントでは「追加情報」フィールド、「追加情報2」フィールド、「追加情報グループ」グループをまとめて非表示設定しています。


値を変更した時のアクション

値を変更した時のカスタマイズは2番、3番のアクションで設定しています。

1番のアクションとやっている事は近いので、違っているところを中心に説明します。


まず2番アクションですが、


ここでは特定のフィールド値(今回だと「追加情報の有無」)が特定の値(今回だと「無し」)に変化した時に、非表示とすべきフィールドやグループ(今回だと「追加情報」「追加情報グループ」)を非表示にしています。

値の変化をチェックしたいので、条件の1つ目が「フィールドの値を編集して値が変わった時」に変わっており、他の設定は1番アクションと同様です。


続いて3番アクションですが、


これは2番アクションの「やること」と逆の条件で設定します。このため「やること」は「フィールドやグループを表示する」になり、条件の2つめ「フィールド値が特定の値ならば」の条件が「等しい」から「等しくない」に変わっています。


実際に動かしてみると

このカスタマイズの動作を実際の動きで確認してみましょう。


レコードを追加しようとした時の初期表示は次のようになります。「追加情報の有無」フィールドの値を「有り」に変更しましょう。


すると、隠れていたフィールドが表示されました。

値を入力し、


保存してみましょう。


保存し、詳細画面表示になっても条件によっては隠れる設定になっているフィールドが表示されています。


その後、編集ボタンを押し編集画面に遷移してみましょう。

今度は「追加情報の有無」フィールドの値を「無し」に変更しましょう。

すると、隠れるべきフィールドが無事隠れました。


その後保存を押し、詳細画面に遷移しても隠れるべきフィールドは隠れたままになっています。


カスタマインのカスタマイズでは、カスタマイズの設定次第でいろいろな形でのフィールドの画面表示制御が実現できます。上記の例を参考にぜひお試しください!