Excel/PDF/CSV出力に利用する、Excelファイル形式のテンプレートの作成には、いくつかの注意事項があります。


よくある問題とその対応を以下に記載しますので、出力に時間がかかりすぎる場合や、途中でエラーが出る場合には、以下にしたがって対応してください。


エラーメッセージの例

  • Excel生成処理は既定時間内に完了できませんでした。

  • 予期せぬエラーが発生したため処理を中断しました。


この他にもExcel/PDF/CSV出力時には、さまざまなエラーが発生する可能性があります。こちらのExcel/PDF出力のエラーとその対応方法も合わせてご確認ください。


テンプレートのファイルサイズが大きすぎるケース

テンプレートのファイルサイズが大きい場合、問題が発生する可能性が大きくなります。テンプレートファイル自体のファイルサイズは、必ず5MB以下にしてください。


※2022年10月上旬以降、5MBを超えるテンプレートファイルは必ずエラーになります。


テンプレートの行数が多すぎるケース

非常に多い問題のひとつは、一見何も入っていない空行が何万行も続いてるケースです。 テンプレートファイルは、できるだけシンプルな状態を保つことをオススメいたします。


既存のエクセルファイルを流用した場合に、このような巨大な空行を持つファイルをテンプレートとして利用してしまうケースがあります。

このような場合、新規のエクセルファイルを作成し、テンプレートの内容だけを記述して作成し直すことを強くオススメします。


※2022年10月上旬以降、1万行を超えるテンプレートファイルは必ずエラーになります。


出力しようとしているレコードが大きすぎる(もしくは多すぎる)

1度の出力で数十万レコードを超える出力を行うのは、現実的ではないケースがあります。kintoneアプリカスタマイズおよびJob Runnerでは約10分以内にすべての出力処理を完了する必要がありますが、この時間に間に合わない(= タイムアウト)という状態です (注意:Job Runnerのジョブ実行時間は最大15分です)。


kintoneアプリカスタマイズおよびJob Runnerのいずれも制限時間は同じですが、kintoneの画面で10分間待つのは現実問題として使い勝手の面から考えても厳しいですので、このようなケースではなるべくJob Runnerで出力することを強くオススメいたします。


また、出力するレコード数とタイムアウトの関係については、レコード自身の大きさ(容量)とkintone側およびその時のネットワークのパフォーマンスに大きく依存するので、なんともいい難い部分です。お手元の環境で、何レコードまでならエラーなく出力できるかについては、実際のところを実験してご確認ください。


もしJob Runnerを使っても一度に出力することが出来ないレコード数の場合、物理的に無理がありますので、テンプレート自体を複数に分けるなど、一度に出力するのをやめることを検討してください。