カスタマイズを大きく変更する前に設定を保存しておきたい場合や、kitnoneアプリをコピーしてコピー先のアプリにカスタマイズを反映したい場合など、カスタマイズをファイルに保存しておき、必要となったときに読み込む事で実現できます。


カスタマイズの書き出し・読み込みについては、関連する下記の記事もご覧ください。

【情報がありません。(アプリが Customine から登録解除された可能性があります)】と表示されました

kintoneのサブドメイン名を変更したのでCustomineの接続先も変更したい


カスタマイズのファイルへの書き出し

カスタマイズファイルの書き出しは、下記の2か所からから行うことができます。

どちらの方法で書き出しても、書き出されるファイルは変りません。

  1. カスタマイズ画面

  2. カスタマイズ一覧画面


カスタマイズ画面での書き出し

カスタマイズ画面のメニューから「カスタマイズをファイルへ書き出し」を選択し、書き出します。

こちらの方法は、カスタマイズが開ける状態でのみ可能です。


カスタマイズ一覧画面での書き出し

カスタマイズ一覧画面のメニューから「カスタマイズをファイルへ書き出し」を選択します。

こちらのメニューはkintoneへの接続に失敗した場合など、カスタマイズの読み込みが行えない場合(カスタマイズ画面を表示できない場合)でも書き出しが可能です。



カスタマイズのファイルからの読み込み

カスタマイズファイルの読み込みは、下記の2か所から行う事ができます。

どちらから読み込むかによって、読み込みの流れが異なります。

  1. カスタマイズ画面

  2. カスタマイズ一覧画面


カスタマイズ画面での読み込み

カスタマイズ画面のメニューから「カスタマイズをファイルから読み込み」を選択し、読み込みます。


ファイルを選択すると、ダイアログが表示されます。

読み込まれたファイルが、同じ組織に登録されたドメインか別組織のドメインであるかで表示されるダイアログの内容が変わります。


現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが別組織の場合

別組織のドメインの場合は、読み込んだファイルのカスタマイズ元になったkintoneアプリの情報を取得できないため、[カスタマイズ対象外アプリ]と表示されます。


OKを押すと、現在開いているカスタマイズにページを追加し、ファイルから読み込んだカスタマイズが追記されます。

フィールドの設定は可能な限り復元しますが、現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリのkintoneアプリ側でのフィールドコードなど設定が異なっている場合はフィールド設定がクリアされます。

その場合は、カスタマイズ読み込み後に手動でご設定ください。


現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが同じ組織の場合

  • 現在のカスタマイズアプリ:
    →今カスタマイズを開いているアプリです。

  • ファイルのカスタマイズ元アプリ:
    →読み込んだファイルのカスタマイズ対象となっていたアプリです。


それぞれにアプリ名が表示されますので、対象となるアプリが間違っていないかここで確認してください。

カスタマイズ対象となるkintoneアプリが異なっていても読み込み自体は可能ですが、アプリに含まれるフィールド設定などが異なる場合は、フィールドの紐づけが消えてしまうなどうまく反映されません。


  • 新しいカスタマイズとして開く
    →「現在のカスタマイズアプリ」で開いているアプリは変更せずに、ファイルのカスタマイズ元アプリのカスタマイズを新たに作成します。
     作成済みのカスタマイズを修正する前にファイルとして保存しておき、その後前の状態を復元したい場合などにご利用ください。

  • 現在のカスタマイズに追記する形で読み込む
    →「現在のカスタマイズアプリ」にページを追加してカスタマイズを読み込みます。
    テスト用アプリから本番用アプリにカスタマイズを反映させる場合など、現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが異なる場合は下記のダイアログが表示されます。
    ここで「フィールド選択はクリアする」を選択した場合は全てのフィールド選択がクリアされますので、手動でご設定ください。
    「フィールド選択を維持する」を選択した場合は、可能な限りフィールド選択を維持します。
     

    ただ、アプリのフィールドが削除されていたり、フィールドコードが変更されている場合などはフィールド選択を維持できず、そのフィールドについては設定がクリアされます。


カスタマイズ一覧画面での読み込み

一覧画面で「Customineファイルから読み込み」を選択し、カスタマイズファイルを読み込むことができます。


この場合も、同じ組織内のドメインのアプリかそうでないかで動きが異なります。


現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが別組織の場合

「Customineファイルから読み込み」でファイルを指定すると、「このカスタマイズの対象アプリは Customine から登録解除されていますので読み込めません。別アプリでこのカスタマイズの読み込みを試みますか?」とメッセージが表示されます。

このメッセージは、カスタマイズファイルを読み込んだ組織からカスタマイズファイルで指定されたアプリが参照できない場合に表示されます。

組織が異なる場合の他、kintone側からアプリが削除されている場合にも同様のメッセージが表示されます。


「いいえ」を選ぶとカスタマイズの読み込みがキャンセルされます。

「はい」を選ぶと、読み込み先アプリの指定ダイアログが表示されます。


ここで、ファイルのカスタマイズを読み込みたいアプリを指定してください。


ファイルのカスタマイズ元アプリと読み込み先のアプリでフィールド設定が異なる部分があれば、「読み込むカスタマイズと現在のカスタマイズで対象のアプリが異なっています。元のカスタマイズのフィールド選択を維持しますか?」とダイアログが表示されます。

「フィールド選択はクリアする」を選択すると、カスタマイズのフィールド選択はすべてクリアされます。


「フィールド選択を維持する」を選択すると、ファイルのカスタマイズ元アプリと設定が同じフィールドについては読み込みを可能な限り維持しますが、設定が異なるフィールドについてはカスタマイズのフィールド選択は解除されます。


現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが同じ組織の場合

「カスタマイズ画面での読み込み」で「現在のカスタマイズアプリとファイルのカスタマイズ元アプリが同じ組織の場合」の「新しいカスタマイズとして開く」とした場合と同様の動きとなります。


ファイルのカスタマイズ元アプリのカスタマイズを、カスタマイズファイルの内容で新たに作成します。



以上が、カスタマイズのファイルへの書き出し・読み込み方法と注意点についての説明でした。

ご質問などございましたら、お気軽にチャットでお問合せください。