こちらのエラーは同じレコードに対して複数の更新が同時に発生した場合に起こります。
画像のようなエラーが出たら、画面をリロードして同じ操作をしてみてください。
それ以降表示されない場合は、カスタマイズによるレコード更新と他のユーザーによるレコード更新が偶然重なった可能性があります。
ですが、繰り返し発生する場合はカスタマイズに問題があると思われます。
その場合の解決手順をご紹介します。
解決手順
1.レコードを更新しようとしているアクションを探す
このエラーが出ているということは、レコードを更新するアクションがあるはずなので、まずはそれを探します。
●kintoneアプリのカスタマイズの場合
もしレコードを更新しているアクションが数多く存在して、どのアクションでエラーが出ているかわからない場合は、コンソールのログをご確認ください。
※ログの確認方法はこちら
ログの中にエラーダイアログと同じエラーが表示されています。
その少し上にエラーが出ている原因となっているアクションのアクション番号が表示されています。
●Job Runnerのカスタマイズの場合
Job Runnerのカスタマイズの場合も確認するポイントは同様です。
次の例を参考に、エラーの原因となっているアクション番号とエラー内容を確認します。
2.カスタマイズを修正する
どういうカスタマイズをしているかによってどう修正するかは変わってきますが、大体の方針は
複数の更新アクションを一つにまとめる
複数の更新アクションを同時に行うのではなく、連続で順番に処理させる。
複数のレコードを一括で更新するしているアクションが複数ある場合、更新されるレコードが絶対に重複しないように更新するレコードの範囲をきっちり決める
といったところになるのではないかと思います。
上の対処法はレコードを更新するアクションが複数ある場合の対処方法ですが、実は、レコードを更新するアクションが複数存在しなくてもこのエラーは発生する可能性があります。
それは「レコードをもとに別のレコードを更新する」「レコードをもとに別のレコードを更新または追加する」を使用している場合です。
これらは取得したレコードに対してそれぞれ対応するレコードを更新していくものです。
取得したレコードと対応するレコードがどれなのかを判定するのが「キー」ですが、取得したレコードの中にキーが同じレコードが複数あると、同じレコードを更新してしまいます。
これを避けるためには、レコードを取得するアプリでキーとなるフィールドを重複禁止にしておくのがおすすめですが、もし重複禁止にできない場合は、取得したレコードに対して「レコードから重複を除去する」でキーが重複するものを除去することでも回避できます。