kintoneの関連レコードは、表示しているレコードに関連するレコードを表示できる、とても便利な機能です。ただ、余り細かい設定が出来ません。例えば、左側に詳細画面へのリンクがあるのですが、これを消すという設定はありません。


今回は、ちょっと違った方法ですが、これをCustomineを利用して実現するカスタマイズをご紹介します。

左が標準で、右が今回のカスタマイズの結果ですが、どうでしょうか、見た目はほとんど変わりませんね。



kintoneアプリのフォーム設定の確認

今回サンプルとして利用するkintoneアプリのフォームは、以下のようになっています。

関連レコードがあり、その下に「関連レコードの代わり」を表示するスペースを配置しておきます。


追加・編集画面のカスタマイズ

まず、追加・編集画面でのカスタマイズを考えてみます。一番初めに、どの画面でも元の関連レコードは非表示にしておきましょう。


その後の流れは以下のとおりです。



この設定自体は簡単ですね。

ここまでで、「kintoneアプリへ登録」をクリックして、実際の動きを確認してみてください。



詳細画面と編集画面のカスタマイズ

詳細画面でも、ほぼ似たようなカスタマイズを行います。先程のカスタマイズを複製して、必要なところを変更すると簡単です。

ここでは値が変わらなかった時に関連レコードを取得するカスタマイズを追加しています。「追加画面・編集画面・詳細画面のいずれかを表示した時」に加えて「フィールド値が特定の値ならば」の条件を追加しています。


これでフィールドの値が変わらなくても、関連レコードを表示することが出来るようになります。

設定後、詳細画面や編集画面を確認してみてください。



まとめ

「レコードの一覧をスペースに表示する」を活用すると、とても面白い関連レコードの表示が出来ることが、お分かりいただけたかと思います。

 関連レコードが多い場合にはスクロールします(個人的にはこちらのほうが使いやすいです)。また、スマートフォン(モバイル)版の画面でも問題なく動作しますので、色々活用していただけるのではないかと思います。


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