複数の条件を指定したい場合、1つのアクション内で指定した条件は「かつ(AND)」となり、アクションを分けた場合は「または(OR)」になります。


「かつ(AND)」の条件

1つのアクションの中に、複数の条件を指定します。


「かつ(AND)」の条件例(基本):

フィールドの値を編集して値が変わった時」に、職位が「課長」かつ「出張日数2日以上」ならば



「または(OR)」の条件

アクションを分けて条件を指定します。この場合、分岐したい条件以外の項目は一致させておきます。


もしくは、「フィールドの値が指定の値のいずれかと等しいならば」という条件を用いることで、複数の値のいずれかに一致する場合にやることを実行することも可能です。


「または(OR)」の条件例:

フィールドの値を編集して値が変わった時」に、職位が「社長」または「取締役」ならば



「または(OR)」の条件指定のポイント:


Customineでは各アクションに優先順位はなく、独立して実行されます。

そのため、「または(OR)」としたいアクションの条件は、アクション単体で見て他のアクションの条件と重複しないよう設定する必要があります。


購入金額によって情報ダイアログのメッセージを変えるカスタマイズを例とします。

ボタンをクリックした時に購入金額が5万円以上の時は「上司に確認してください」と表示し、10万円を超える場合は「経理部に申請が必要です」と表示します。

誤った条件指定:

下記の場合、購入金額に10万円を超える金額が入力された場合、10万円の条件だけでなく、5万円以上の条件とも一致してしまい、想定通りの動きになりません。



条件指定の改善:


「上司に確認してください」のメッセージを表示するアクションに、購入金額に5万円以上の条件に加え、購入金額が10万円以下の条件を追加しました。

こうすることで、購入金額が10万円を超える場合は「経理部に申請が必要です」と表示され、購入金額が10万円以下5万円以上の時は「上司に確認してください」とメッセージが表示されるようになりました。


このように、各アクションの条件はそれぞれが被った条件とならないように、排他的となるように注意して指定する必要があります。