今回はゲストスペース内アプリのレコードを通常のスペース内のレコードに転記するカスタマイズをご紹介します!
スペース内のアプリ同士、ゲストスペース内のアプリ同士ではアプリアクション機能で転記することができますが、スペース内アプリとゲストスペース内アプリの間にはアクションを作成することができません。
Customineなら、ゲストスペース内かどうかなど関係なく転記する機能を簡単に作成できてしまいます!
Customineの基本的な事柄は、こちらの「はじめてのカスタマイズ」をご参照ください。
アプリのフォーム
通常のスペースとゲストスペースを作成し、それぞれのスペース内に1アプリずつ作成します。
通常のスペース内のアプリのフィールドリスト
フィールドタイプ | フィールド名 | フィールドコード | 備考 |
文字列(1行) | 転記先 | 転記先 | なし |
ゲストスペース内のアプリのフィールドリスト
フィールドタイプ | フィールド名 | フィールドコード | 備考 |
文字列(1行) | 転記元 | 転記元 | なし |
やりたいこと
ゲストスペース内アプリのレコード詳細画面のメニュー部にボタン設置
ボタンをクリックすると「転記元」をコピーし、スペース内のアプリで「転記先」にコピーした値をセットした状態でレコードを作成、保存する。
Customineの設定
カスタマイズするアプリはゲストスペース内のアプリです。
詳細画面にボタン設置
やること
「ボタンをメニュー位置に配置する」を使います。設置場所は「レコード詳細メニューの上側」を選択します。
条件
「詳細画面を表示した時」を使います。
スペース内アプリにレコード追加
やること
「レコードを追加する」を使います。指定したアプリにレコードを追加します。「追加先アプリ」は先程通常スペース内に作ったアプリを指定します。「マッピング」で追加先のアプリの各フィールドに値をセットします。
条件
「ボタンを押した時」でアクション1で設置したボタンをクリックすると発動するようにします。
追加成功を知らせるダイアログ表示
ボタンをクリックしてもスペース内アプリを見ていないので、ちゃんとレコードが追加されたかどうかわかりません。そこでレコード追加が成功したら、成功したことを示すメッセージを表示してあげましょう。
やること
「情報ダイアログを表示する」を使います。以下のようなダイアログを表示します。
条件
「他のアクションの実行が完了した時」を使います。アクション2のレコード追加が成功した場合のみ発動します。レコード追加に失敗した場合は以下のようなエラーが表示されます。
テスト
設定が完了したら、「kintoneアプリへ登録」し、動作チェックしてみましょう。
ゲストスペース内アプリでレコードを作成し、「転記先にレコード転記」ボタンをクリックすると…
スペース内アプリにレコードが作成されました。
終わりに
別のアプリへの自動レコード追加や更新もCustomineなら簡単に実装することができます!
レコードを追加・更新する「やること」は何種類も用意しているので、いろいろな状況に対応することができます。
他の「やること」を組み合わせて理想の機能を目指してください!
Customineヘルプやサポートもぜひご活用ください。