今回はレコード保存時に、指定の項目を選択していたらエラーになるカスタマイズを使って、必ず初期選択以外の選択肢を選んでもらえるラジオボタンをつくります!
kintoneのラジオボタンはもともと選択必須のフィールドですが、
初期選択があり、常に何かが選択されている状態なので、保存できないことはありません。
ですが、アンケートなどのアプリでは初期選択以外の項目も選んでもらわないと、ちゃんと選択したことになりませんよね!
Customineの基本的な事柄は、こちらの「はじめてのカスタマイズ」をご参照ください。
アプリのフォーム
フィールド
「ユーザー選択」:ユーザー選択フィールド
※今回のカスタマイズ内容には直接関係ないため、「ユーザー選択」の設置は必須ではありません。
必須項目
初期値:ログインユーザー
「社員旅行に関して何を希望しますか」:ラジオボタンフィールド
選択肢:未選択・台湾・香港・沖縄・軽井沢・伊豆・食事会・記念品
初期値:未選択
フィールドコード:社員旅行希望
やりたいこと
レコード保存時に「社員旅行に関して何を希望しますか」で「未選択」が選択されていた場合、レコード保存をキャンセルし、フィールドと画面上部にエラーを表示する。
Customineの設定
フィールドにエラーを表示する
やること
「フィールドエラーを表示する」を使用します。指定したフィールドの下にエラーを表示することができます。また、レコード保存直前に実行すると、レコード保存をキャンセルします。
エラーメッセージは「「${社員旅行希望}」は選べません。」と入力します。${社員旅行希望}は「社員旅行に関して何を希望しますか」で選択した選択肢に置き換わります。
条件
レコードを保存する直前に判定したいので「レコードを保存する直前(削除時は除く)」を選択します。
さらに、「未選択」が選択されているときのみ実行したいので、条件「フィールド値が特定の値ならば」を追加し、対象となるフィールドを「社員旅行に関して何を希望しますか」に、条件を「等しい」、比較値を「未選択」に設定します。
今回は「未選択」の時だけ表示されるので、「「未選択」は選べません。」と表示されます。
こうしておくと、後で初期値の選択肢を変えても、条件の比較値を変えるだけで対応できます。
画面上部にエラーを表示する
やること
「レコードにエラーをセットする」を使用します。画面上部にエラーを表示することができます。これも、レコード保存直前に実行すると、レコード保存をキャンセルする機能があります。
エラーメッセージは「項目名「社員旅行に関して何を希望しますか」の「${社員旅行希望}」は選べません。」と入力します。
条件
フィールドエラーの表示に続けて実行したいので、「他のアクションの実行が完了した時」を使用します。
上のように設定が完了したら、「kintoneアプリへ登録」し、動作確認をしましょう。
表示されましたね!
まとめ
今回のカスタマイズはほかの用途にも応用できます。ぜひ新しい使い方を考えてみてください!
kintoneの基本機能にCustomineをうまく組み合わせれば、kintoneはぐ~んと便利になります!発想次第で色々な使い方ができますよ。
Customineヘルプやサポートのページもぜひご活用ください。