エブリサイトでは、日付や日時を返す関数(today 関数now 関数fromnow 関数fromtime 関数)と、kintone の日付・日時フィールドの値を比較して、条件に合うレコードを取得・更新できます。 


この記事では、kintone の日付・日時フィールドと、エブリサイトの関数を比較する際に気を付けるポイントについて、解説します。



はじめに

kintone やエブリサイトでは、下表に示す通り「日付」と「日時」はそれぞれ異なる形式の値として扱います。

値を比較する際は、基本的に、比較する値同士の形式をそろえることがポイントです。


種類

サービス

フィールド/関数

形式

日付

kintone

日付フィールド

YYYY-MM-DD

2026-07-01

エブリサイト

today 関数

日時

kintone

日時フィールド

YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ

YYYY-MM-DDThh:mm:ss+09:00

2026-07-01T08:15:00Z

2026-07-01T17:15:00+09:00

エブリサイト

now 関数

fromnow 関数

fromtime 関数



比較条件の指定方法について

エブリサイトでは、使用する やること によって、比較条件の指定方法が異なります。

この記事では、やること「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」など、【検索条件】パラメータに直接指定できる kintone のクエリ形式で例を紹介しています。

※例に記載する「日付フィールド」「日時フィールド」は、お使いの kintone 環境に合わせて、比較するフィールドのフィールドコードを指定してください。


一方、やること「レコードを絞り込む」のように、比較条件を【条件になる列】【比較方法】【条件】【比較値】の複数パラメータに分けて指定するものもあります。

この場合も、記事内の式が表す比較内容を、それぞれ対応するパラメータに指定することで、同様の比較ができます。


例えば、次のクエリと同等の比較をする場合は、下記の設定例を参考にしてください。

 日付フィールド >= "${today()}"


① 日付フィールドの値が「今日」以降のレコードを、kintone から取得する


 やること「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する

【検索条件】

日付フィールド >= "${today()}"



② アクションで取得したレコードから、日付フィールドの値が「今日」以降のレコードを絞り込む


 やること「レコードを絞り込む

【条件になる列】

日付フィールド

【比較方法】

文字列として比較

【条件】

大きいか等しい(>=)

【比較値】

= today()




日付フィールドの場合

今日の日付と比較する

today 関数 を使い、日付フィールドの値とそのまま比較します。


例)日付フィールドの値が、「今日」以降

 日付フィールド >= "${today()}"


現在を基準に、〇日後・〇週間後などの日付と比較する

fromnow 関数 を使い、現在を基準に、〇日後や〇週間後などの比較したい日を求めます。結果は時刻を含む日時形式で返されるため、format 関数 で日付形式(YYYY-MM-DD)に変換してから比較します。 


例)日付フィールドの値が、「明日」(= 1日後)以降

 日付フィールド >= "${format(fromnow(1, "days"), "YYYY-MM-DD")}"


例)日付フィールドの値が、「2週間前」以降

 日付フィールド >= "${format(fromnow(-2, "weeks"), "YYYY-MM-DD")}"


例)日付フィールドの値が、「今月の月初」以降

 日付フィールド >= "${format(fromnow(0, "months_firstday"), "YYYY-MM-DD")}"


例)日付フィールドの値が、「3か月後の月末」以降

 日付フィールド >= "${format(fromnow(3, "months_lastday"), "YYYY-MM-DD")}"


特定の日時を基準に、〇日後・〇週間後などの日付と比較する

fromtime 関数 を使い、取得したレコードの日付フィールドの値や日付入力アイテムの値、固定の日付などを基準に、〇日後や〇週間後などの比較したい日を求めます。結果は時刻を含む日時形式で返されるため、format 関数 で日付形式(YYYY-MM-DD)に変換してから比較します。 


例)日付フィールドの値が、「アクション1 で取得したレコードの日付フィールドの値から1週間後」以降

 日付フィールド >= "${format(fromtime($1[0].日付フィールド, 1, "weeks"), "YYYY-MM-DD")}"


例)日付フィールドの値が、「アイテム「日付入力」(アイテムID:日付入力アイテム)で入力された日付から1か月後」以降

 日付フィールド >= "${format(fromtime(日付入力アイテム, 1, "months"), "YYYY-MM-DD")}"


例)日付フィールドの値が、「2026年1月1日から90日後」以降

 日付フィールド >= "${format(fromtime("2026-01-01", 90, "days"), "YYYY-MM-DD")}"



kintone のクエリで扱う日時形式について

kintone の仕様により、日時フィールドをクエリで比較する場合、検索値にはタイムゾーンを含む日時を指定します。

例えば、日本標準時間(JST)の「2026年1月1日10:00」は、次のように指定できます。


2026-01-01T10:00:00+09:00


日本標準時間(JST)は協定世界時(UTC)より9時間進んでいるため、末尾に「+09:00」を指定します。

また、同じ日時を協定世界時(UTC)で指定する場合は、次のようになります。


2026-01-01T01:00:00Z



日時フィールドの場合

現在日時と比較する

now 関数 を使い、日時フィールドの値とそのまま比較します。


例)日時フィールドの値が、「現在」以降

 日時フィールド >= "${now()}"


現在を基準に、〇時間後・〇日後などの日時と比較する

fromnow 関数 を使い、現在を基準に、〇時間後や〇日後などの比較したい日時を求め、日時フィールドと比較します。 


例)日時フィールドの値が、「現在から30分後」以降

 日時フィールド >= "${fromnow(30, "minutes")}"


なお、「〇日後の午前/午後〇時以降」のように時刻だけ固定したい場合は、fromnow 関数 で計算した日時を format 関数 で日付形式にし、時刻とタイムゾーンを文字列で結合して比較できます。 


例)日時フィールドの値が、「10日後の午前10時(日本時間)」以降

 日時フィールド >= "${format(fromnow(10, "days"), "YYYY-MM-DD")}T10:00:00+09:00"


特定の日時を基準に、〇時間後・〇日後などの日時と比較する

fromtime 関数 を使い、取得したレコードの日時フィールドの値や固定の日付などを基準に、〇時間後や〇日後などの比較したい日時を求め、日時フィールドと比較します。 


例)日時フィールドの値が、「アクション1 で取得したレコードの日時フィールドの値から30分後」以降

 日時フィールド >= "${fromtime($1[0].日時フィールド, 30, "minutes")}"


固定の日付を基準にし、「〇日後の午前/午後〇時以降」のように時刻だけ固定したい場合は、fromtime 関数 で計算した日時を format 関数 で日付にし、時刻とタイムゾーンを文字列で結合して比較できます。


例)日時フィールドの値が、「2026年1月1日から90日後の午前10時(日本時間)」以降

 日時フィールド >= "${format(fromtime("2026-01-01", 90, "days"), "YYYY-MM-DD")}T10:00:00+09:00"



タイムゾーンについて

エブリサイトでは、やること「タイムゾーンをセットする」で設定したタイムゾーンを基準に、日付・時刻を扱います。何も設定しない場合は、日本標準時間(JST)が基準となります。 

そのため、エブリサイトに設定されているタイムゾーンによっては、today 関数 で取得する「今日」の日付や、now 関数fromnow 関数 で基準となる「現在」の日時が、エブリサイトを利用するユーザーが認識している日付・日時と異なる場合があります。


 例)日本時間で「2026年8月15日 8:00」のとき

 ・タイムゾーンの設定:日本標準時間(JST)

  now() の結果:2026年8月15日 8:00(2026-08-15T08:00:00+09:00)

  today() の結果:2026年8月15日


 ・タイムゾーンの設定:協定世界時(UTC)

  now() の結果:2026年8月14日 23:00(2026-08-14T23:00:00Z)

  today() の結果:2026年8月14日



なお、kintone の日時フィールドは、kintone にログインしているユーザーのタイムゾーンに応じた日時で画面に表示されます。


 例)日時フィールドの値が日本時間で「2026年8月15日 8:00」の場合

 ・タイムゾーンの設定:(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京

  表示される日時:2026-08-15 8:00


 ・タイムゾーンの設定:(UTC+00:00) 協定世界時

  表示される日時:2026-08-14 23:00


kintone の画面に表示されている日時をもとに、エブリサイトでの比較条件や比較結果を確認する場合は、kintoneユーザーのタイムゾーンの設定にも注意してください。



まとめ

以上が、kintone の日付・日時フィールドと、エブリサイトの関数を比較する際に気を付けるポイントでした。


比較対象が日付なのか日時なのかを意識し、比較する値同士の形式が異なる場合は、format 関数 を使って形式をそろえてから比較しましょう。

また、期待通りの比較結果が得られない場合は、エブリサイトと kintoneユーザーそれぞれのタイムゾーンの設定も確認してみましょう。


本記事で紹介した内容以外にも、エブリサイトの ドキュメントページ や サポートページ では、さまざまな設定方法や活用例を紹介しています。ぜひあわせてご活用ください。