今回は、レコード保存時にテーブル内に設置されているフィールドの値をテーブル外のフィールドにコピーする方法をご紹介します。

テーブルの一番上/下の情報だけでなく、設定次第では、特定の条件に一致した情報をコピーすることも可能です。


2つの方法(AとB)がありますが、こちらの記事ではAの方法を紹介します。Bの方法は下記の記事を参照ください。

方法

特徴

(A)特定のフィールドで昇順/降順と並べ替えて、それぞれの一番上にあたる値をコピーする

・テーブル内に数値フィールドや日付フィールドが存在する場合に有効なカスタマイズ

(B)テーブルの一番上と一番下の値をコピーする

テーブルの最下行(最終行)のフィールドの値をテーブル外フィールドにセットする方法

・テーブル内に数値フィールドや日付フィールドが存在しない場合に有効なカスタマイズ

・やや上級者向けのマッピング記法

・設定意図が関係者に伝わりにくい可能性あり(コメント記載を推奨)


カスタマイズ設定


続いて、それぞれのカスタマイズを順に解説します。

1.対象のテーブル行を取得する

やること「テーブル行をレコードとして取得する」を選択し、テーブル「活動履歴」を選択、空の行を取得するかどうか「空の行は取得しない」を選択します。

条件「レコードを保存する直前(削除時は除く)」を選択します。


2.活動日フィールドで昇順/降順にする

やること「レコードを並べ替える」を選択し、レコード選択アクション「12」、キーとなるフィールド(1)「活動日」、並び順「昇順」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「12」を選択します。

続いて、

やること「レコードを並べ替える」を選択し、レコード選択アクション「12」、キーとなるフィールド(1)「活動日」、並び順「降順」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「13」を選択します。


【解説】

・アクション13を複製すると、アクション14が簡単に作成できます。


3.並べ替えされたデータのそれぞれ一行目の値をセットする

やること「フィールド値をまとめてセットする」を選択し、マッピングは下記の通り、設定します。

※「挿入」→「他のアクションの結果」→「アクション選択」→「フィールド選択」と進むと、下記の式が自動でセットされます。

セットする値

セット先のフィールド

= $13[0].活動日

活動日_最初

= $14[0].活動内容

活動内容_最初

= $13[0].メモ

メモ_最初

= $14[0].活動日

活動日_最新

= $14[0].活動内容

活動内容_最新

= $14[0].メモ

メモ_最新


条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「14」を選択します。


【解説】

「=$13[0].活動日」は、アクション13の結果(配列)の1行目の活動日の値を指します。

「=$13[1].活動日」となると、アクション13の結果(配列)の2行目の活動日の値を指します。


以上でカスタマイズは完了です。



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