はじめに
レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。
この記事では、一覧に設置したチェックボックスで選択されたレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。
このカスタマイズを応用していただければ、チェックしたレコードを取得して一括で変換する、別アプリに転記するなど、多くの用途で活用いただくことができます。
動作イメージとしては、チェックボックスが表示されているのでレコードを(いくつか)選択し、ボタンを押すと
次のようなポップアップが表示されます。
※先ほどの画面で、チェックボックスにて選択したレコードが取得できていることがわかります
アプリの準備
カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード
からダウンロードするか、アプリを作成してレコードを任意の行数ぶん追加してください。
カスタマイズ
カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。
チェックボックスを配置
やること「一覧にチェックボックス列を追加する」、条件「一覧画面を表示した時」を使い、一覧画面表示時にチェックボックスを配置するようにします。
ボタンを配置
やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、先ほどのアクション(アクション番号22)に続けて、一覧画面表示時にボタンを配置するようにします。
レコードを取得
やること「一覧で選択されたレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「23」で設置したボタンを押した時にレコードを取得しています。
なお、この「やること」にはパラメーターはありません。一覧で選択されたすべてのレコードを取得します。
レコードをポップアップ表示
やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「24」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。
そのため、レコードには「24」を設定します。
カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。
レコードをいくつか選択し、その後ボタンを押して、
次のように、選択したレコードでポップアップが表示されれば完成です!
解説
やること「一覧で選択されたレコードを取得する」は、やること「一覧にチェックボックス列を追加する」、やること「ボタンをメニュー位置に配置する」と組み合わせて使用します。
3 つの「やること」を組み合わせることにより、一覧にチェックボックスを配置し、そのチェックボックスで選択されたレコードを取得することができます。
おわりに
この記事ではやること「一覧で選択されたレコードを取得する」は、やること「一覧にチェックボックス列を追加する」、やること「ボタンをメニュー位置に配置する」と組み合わせて使用し、一覧に設置したチェックボックスで選択されたレコードを取得し、ポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。
ぜひ、このカスタマイズを応用して色々と活用してみてください。
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!