画像のような「Webhookから URL を渡されていません。」というエラーがJob RunnerのkintoneアプリのWebhookで発生したときの原因、対処についてご紹介します。


原因

「kintone アプリの Webhook」 のカスタマイズで、動作確認を「ジョブ設定」ダイアログの「直ちに実行」から行おうとすると、「Webhook から渡されたレコードを取得する」で取得するレコードがWebhookから渡されず、結果として取得するレコードがないためエラーとなります。


対処

「kintone アプリの Webhook」のカスタマイズの動作確認は「ジョブ設定」ダイアログの「直ちに実行」ではできないため、動作確認をする場合は以下のどちらかの方法をご利用ください。


Job Runner のテスト実行

Job Runnerの「テスト実行」機能で、Webhookの通知を送ったと想定するレコードを仮に設定して動作確認を行う方法です。


詳しくは「Job Runnerテスト実行の使い方」をご覧ください。


実際のレコード操作による動作確認

kintoneアプリのレコード上で操作を行い、実際に「kintoneアプリのWebhook」を動かして動作を確認する方法です。

その際、「kintoneアプリのWebhook」のカスタマイズを動かすには以下の方法があります。


WebhookのURL生成・設定によるWebhook通知を利用する


こちらの方法は、kintoneのWebhookの機能を利用します。


「kintoneアプリのWebhook」のカスタマイズ作成時に生成されたURLをkintoneのアプリの設定にあるWebhookの設定に追加し、「通知を送信する条件」を適切に設定します。


そしてkintoneのアプリで「通知を送信する条件」に対応したレコード操作(レコードの追加や編集などの操作)を行い、Webhookの通知を発生させて「kintoneアプリのWebhook」のカスタマイズの動作を確認します。



具体的な設定方法については「はじめてのWebhookカスタマイズ : 関連レコードの集計」を参考にしてみてください。


やること「kintone Webhook を起動する」によるWebhook通知を利用する


こちらの方法は、「kintoneアプリのカスタマイズ」のやること「kintone Webhook を起動する」を利用します。


「kintone Webhook を起動する」でCustomineからWebhook通知を発生させ、「kintone アプリの Webhook」のカスタマイズを実行して動作確認を行います。



こちらの設定については、「画面で選択した複数レコードに一括でコメントを投稿する 」を参考にしてみてください。


なお、こちらの方法はkintoneのWebhookの機能を使わないため、kintoneアプリのWebhookの設定でのWebhookのURL登録は不要となります。