ラベルフィールドは、やること「タブグループにタブを追加する」の、「タブに入れるフィールド」パラメーターに設定することはできません。

もしタブでラベルのような表示を行い、かつ表示制御を行いたい場合は、ラベルフィールドの代わりに、スペースフィールドをご利用ください。


この記事で紹介するカスタマイズを使うと、次のようにタブで表示させることができます。


ラベルの代わりにスペースフィールドを利用するには

kintoneアプリで、タブ配置用のスペースフィールドとは別に、ラベルフィールドの代わりとなるスペースフィールドを配置してください。

また、スペースフィールドに表示する内容はkintoneアプリ上で直接編集できないため、Customineのやること「スペースに文字を表示する」で指定します。


手順は次のようになります。

  1. kintoneアプリ側でスペースフィールドを配置し、要素IDを指定する

  2. Customineで、やること「スペースに文字を表示する」でスペースフィールドに表示する内容を指定する


kintoneアプリの設定

今回の例では、ラベルの代わりに用いるスペースフィールドの要素IDに「labelName」と指定しています。


なお、今回のカスタマイズで用いるアプリの全景は次のようになります。


また、それぞれのフィールド設定は次のようになります。

※フィールド名とフィールドコードは同じものを指定します

フィールド名

フィールドタイプ

備考


スペースフィールド

要素ID:tab


スペースフィールド

要素ID:labelName

氏名

文字列(1行)


所属情報

文字列(1行)



Customineでのカスタマイズ

タブグループとタブの作成

まずはタブグループとタブを作成します。

このとき、やること「タブグループを作成する」や、やること「タブグループにタブを追加する」を使います。


上のカスタマイズのアクションのように、タブグループを作成した後、タブグループにタブを追加するようにしてください。

また、タブに入れるフィールドに、文字を表示するためのスペースフィールドも入れておきましょう。


ラベルの代わりにスペースフィールドに文字を表示する

スペースフィールドに表示する内容を指定します。


ここでは、やること「スペースに文字を表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を用います。

「やること」の「場所」パラメータにはスペースの要素ID「labelName」を指定します。

「表示するテキスト」パラメータには、ラベルの代わりに画面に表示したい内容を指定します。次のように書式設定をつけた形での表示をする事もできます。


以上で設定は完了です。


編集画面での表示例は次のようになります。


おわりに

この記事では、タブで表示制御ができるラベルの様なテキスト表示として、やること「スペースに文字を表示する」をご紹介しました。


なお、一度スペースフィールドに表示した内容を変更したい場合は、やること「スペース・メニュー・ポータル位置に表示した文字を変更する」を使うと、一度表示した内容を書き換えることもできます。

ぜひ、試してみてください。