今回は、プロセス管理のステータス変更履歴をテーブルに表示(テーブルに保存)するためのカスタマイズ方法をご紹介します。


なお、履歴を別のアプリにレコードとして保存したい場合は、別の記事「ステータス変更履歴をレコードとして保存する」をご覧ください。


1.履歴として残したいアクションの情報を取得する

やること「プロセス管理アクションの情報を取得する」を選択します。

1つのアクションで1つの情報を取得しますので、3つアクションを設定し、それぞれ、取得したい情報「実行したプロセス管理アクション」「変更前のステータス」「変更後のステータス」を選択します。

条件「プロセス管理のアクションを実行した時」を選択します。すべてのプロセス管理のアクションをテーブルに保存したいため、ここではパラメーターの追加設定は行いません。

【解説】

やること「プロセス管理アクションの情報を取得する」を選択した際は、条件「プロセス管理のアクションを実行した時」をセットしなければなりません。条件「他のアクションの実行が完了した時」等との組み合わせの場合は下記のようなエラーとなるため、アクション1~3のように設定します。


2.kintoneを操作しているユーザー情報を取得する

やること「ログインユーザーを取得する」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「1,2,3」を選択します。こう設定する事で、アクション1~3のプロセス管理アクションの情報を全て取得した後にこのアクションが動きます。


3.操作しているレコードを取得する

やること「キーを指定してレコードを取得する」を選択し、取得元アプリ「休暇申請アプリ」を選択し、キーとなるフィールド「レコード番号」、キーの値はフィールド選択から「レコード番号」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「7」を選択します。

【解説】

後続のアクションで選択する「レコードをテーブルに書き出す」では、テーブルを書き出すレコードを指定する必要があるため、アクション8を設定しています。

操作しているレコードが取得出来れば、他の方法でも問題ありません。今回は最も簡易的な方法を使っています。



4.取得した情報をもとにテーブルを追加する

やること「レコードをテーブルに書き出す」を選択し、レコード「8」を選択します。

マッピング後は、以下の通りとなります。

セット先のフィールド

セットする値

日時

now()

実行した人

= $7 

実行したアクション

= $1     

実行前ステータス

= $2 

実行後ステータス

= $3 


既存の行は「既存のテーブル行を残して追記する」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「8」を選択します。


5.空の行を削除する

やること「テーブルから空の行を削除する」を選択し、テーブル「履歴」を選択します。

条件「他のアクションの実行が完了した時」を選択し、アクション「9」を選択します。

【解説】

空のテーブルに書き出す場合、最初から存在している空の行が残ったままになってしまうため、このアクションで削除するようにします。

テーブルから空の行を削除する」では、テーブル行が削除されなかった場合は、「テーブルから条件を満たす行を削除する」を試してみてください。



以上でカスタマイズは完了です。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!