はじめに

複数のユーザー選択フィールドにセットされているユーザーを、1つのユーザー選択フィールドにまとめたいことってありますよね。

ここでは、以下の2つのカスタマイズ例をご紹介します。


  • テーブル内のユーザー選択フィールドからテーブル外のユーザー選択フィールドへまとめてセットする方法

  • 複数レコードから取得したユーザー選択フィールドを、表示レコードのユーザー選択フィールドにセットする方法


テーブル内のユーザー選択フィールドからテーブル外のユーザー選択フィールドへまとめてセットする方法

テーブル内にユーザー選択フィールドがあり、そこに入力されたユーザーをテーブル外の1つのユーザー選択フィールドにまとめたい場合、

追加画面・編集画面・詳細画面の場合は、やること「ユーザー選択をひとまとめにする」を用いて1アクションで完結します。



カスタマイズ例と解説

この例では、ボタンを設置してボタンを押したときに動作するようにしておりますが、追加画面・編集画面の場合には、条件を「レコードを保存する直前(削除時は除く)」とすることで保存時に自動でまとめることも可能です。

※なお詳細画面の場合は、そのままでは画面上の表示が反映されませんので、リロードが必要になります。


いろいろなケースでお試しください!


応用編:テーブル内の特定行だけをまとめる

これを応用した話として、例えばテーブルのチェックボックスにチェックが付いている行だけを対象に、テーブル外のユーザー選択フィールドへユーザーをまとめたい場合は、そのままではまとめることができません。


この時はテーブル行を取得し、チェックが付いた行だけを絞り込んで、いったん”仮置き用のテーブル”に書き出します。

その後、仮置き用のテーブルのユーザー選択フィールドをひとまとめにすると、特定行のユーザーだけをまとめることができます!


カスタマイズ例と解説

4番のアクションでボタンを設置し、
5番のアクションで設置したボタンを押したときに「テーブル行をレコードとして取得する」でテーブル行を取得します。


6番のアクションで「取得したレコードを絞り込む」を使って「まとめ対象」チェックボックスにチェックがついている行だけに絞り込み、

7番のアクションで、絞り込んだレコードを仮置き用のテーブルに書き出します。


8番のアクションで、仮置き用のテーブルのユーザー選択フィールドの値をひとまとめにします。セット先フィールドはテーブル外のユーザー選択フィールドです。


最後に、9番のアクションで、仮置き用のテーブルをクリアしておきます。


※なお詳細画面の場合は、そのままでは画面上の表示が反映されませんので、リロードが必要になります。


複数レコードから取得したユーザー選択フィールドを、表示レコードのユーザー選択フィールドにセットする方法

取得したレコードが複数レコードの場合、その複数レコード内のユーザー選択フィールドの値をまとめてセットすることはできません。

ですが応用編と同じように、仮置き用のテーブルを使えば、複数のレコード内のユーザー選択フィールドに保存されているユーザーをひとまとめにしてセットすることも可能です。

カスタマイズ例と解説

カスタマイズについては応用編とほぼ同じですので、応用編と異なるカスタマイズとなっている点のみ解説いたします。

11番のアクションで、元になるレコードを取得しています。

今回の例では今月更新があったものを条件としておりますが、運用に合わせて条件は適宜設定してください。


12、13、14番のアクションは応用編と同じ流れです。


まとめ

今回はやること「ユーザー選択をひとまとめにする」の例を説明しましたが、同じ考え方で「グループ選択をひとまとめにする」「組織選択をひとまとめにする」「チェックボックスや複数選択の選択をひとまとめにする」でもまとめることが可能です。


ご要望に合わせてお試しください!

お試しいただいて、想定通り動作しないなどありましたら、チャットでお問合せください。