この記事では、テーブルの最下行(最終行)のフィールドの値をテーブル外フィールドにセットする方法をご案内します。


2つの方法(AとB)がありますが、こちらの記事ではBの方法を紹介します。Aの方法は下記の記事を参照ください。

方法

特徴

(A)特定のフィールドで昇順/降順と並べ替えて、それぞれの一番上にあたる値をコピーする

テーブル先頭行・最終行のフィールドコピー

・テーブル内に数値フィールドや日付フィールドが存在する場合に有効なカスタマイズ

(B)テーブルの一番上と一番下の値をコピーする

・テーブル内に数値フィールドや日付フィールドが存在しない場合に有効なカスタマイズ

・やや上級者向けのマッピング記法

・設定意図が関係者に伝わりにくい可能性あり(コメント記載を推奨)


完成イメージはこちらです。


アプリの構成

フィールド名

フィールドコード

果物

テーブル外_果物

テーブル外_色

テーブル

テーブル

果物

果物


カスタマイズ

使用する「やること」 と「条件」 は、

やること「フィールド値をまとめてセットする」、条件「レコードを保存する直前(削除時は除く)」です。


カスタマイズのポイントは、やること「フィールド値をまとめてセットする」の「マッピング」の設定です。


テーブル内フィールドは、

=テーブルのフィールドコード[0].フィールドコード

=テーブルのフィールドコード[1].フィールドコード

=テーブルのフィールドコード[2].フィールドコード

のように配列の要素を指定することで行の指定ができるのですが、この配列の要素([]で囲われた数字)をcount関数を用いて指定すれば、最下行(最終行)を指定することができます。


具体的には、最下行(最終行)の要素の指定は

テーブルが3行ある場合の要素の指定は[2]

テーブルが5行ある場合の要素の指定は[4]

と指定したいのですが、

count関数を用いると最下行(最終行)の要素は

[count(テーブルのフィールドコード)-1]

という式で指定できます。


そのため、テーブルの最下行(最終行)のフィールドの値は

=テーブルのフィールドコード[count(テーブルのフィールドコード)-1].フィールドコード

で指定することができます。



以上で設定は完了です。


お試しいただいて、想定通り動作しないなどありましたら、チャットでお問合せください。