はじめに

レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。

この記事では一番簡単かつシンプルに利用できる、やること「全レコードを取得する」を使って全レコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。


動作イメージとしては、ボタンを押すと


次のようなポップアップが表示されます。


アプリの準備

カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード

からダウンロードするか、以下の要領でアプリを作成してください。


案件管理

※フィールド名とフィールドコードは同じものを指定

フィールド名/要素ID

フィールドタイプ

備考

getProduct

スペース



製品マスタ

※フィールド名とフィールドコードは備考に注釈が無い限り同じものを指定

フィールド名

フィールドタイプ

備考

製品カテゴリ

ドロップダウン


製品コード

文字列(1行)


製品名

文字列(1行)


単価

数値


課金対象期間

ラジオボタン


有効期間(開始)

日付

フィールドコード:有効期間_開始

有効期間(終了)


日付

フィールドコード:有効期間_終了


カスタマイズ

カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。


レコードを取得する「やること」の中で、一番簡単かつシンプルに利用できるのが、やること「全レコードを取得する」です。


ボタンを配置

やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「追加画面・編集画面を表示した時」を使い、追加画面・編集画面表示時にボタンを配置するようにします。


レコードを取得

やること「全レコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「1」で設置したボタンを押した時に「製品マスタ」アプリの全レコードを取得します。


レコードをポップアップ表示

やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「2」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。

そのため、レコードには「2」を設定します。


カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。


ボタンを押して、


次のようなポップアップが表示されれば完成です!


解説

なお、やること「全レコードを取得する」では、該当アプリに存在するすべてのレコードを取得します。設定はアプリを指定するだけのため簡単で、シンプルに他アプリのレコードを取得したい場合には有用です。ただし、すべてのレコードを取得するため必要のないレコードまで取得してしまうので、取得先アプリに大量のレコードが存在した場合には取得しなくとも良いレコードまで取得されてしまうケースもあります。


そういった不要なレコードが含まれる場合には例えば、やること「取得したレコードを絞り込む」などと組み合わせて使っていただく事ができます。ぜひお試しください。


おわりに

この記事では一番簡単かつシンプルなレコード取得の「やること」である、やること「全レコードを取得する」を使って全レコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!