はじめに
「必須チェック」を実現する他の記事(「条件付き必須チェックを実現するkintoneのカスタマイズ」、「承認者がプロセス管理の「承認」アクションを実行する際に必須チェックを行う」、「複数フィールドのいずれかが必須となるチェック」)では、データが入力されているか否かのチェックを行っていましたが、カスタマインには入力されたデータが正しい値であるかをチェックするための仕組みもあります。
やること「時刻が時間内に入っているかチェックする」を使用すると、例えば出勤・退勤時刻が会社で定められた勤務時間内(例:9:00~18:00)であるかチェックを行い、それ以外の時間が登録された場合にはエラーにすることができます。
今回はこういったエラーチェックを実現するカスタマイズをご紹介します。
アプリ
アプリは次のように準備してください。
※フィールド名とフィールドコードは同じものを指定
カスタマイズ
次のようにカスタマイズを行ってください。
やること「時刻が時間内に入っているかチェックする」、条件「レコードを保存する直前(削除時は除く)」を用います。また、やることのパラメーターで「フィールド」は「出勤」「退勤」を対象に、「開始時刻」は「9:00」、「終了時刻」は「18:00」とし、「日付込みでチェックするか」は「日付は無視して時刻部分のみ比較」としてください。
これにより指定した時間外のデータが入力され、保存しようとすると次のようにエラーとなります。
また条件を組み合わせることによって、特定の場合はエラーチェックしないという事も実現可能です。
例えば残業申請が既にされている場合についてはエラーチェックを行いたくないならば、次の様にカスタマイズを修正します。
すると、次のように「残業」フィールドの「残業申請済」チェックボックスにチェックが入っている時にはエラーチェックの対象外となり、保存ができるようになります。
おわりに
この記事では、時間の入力チェックについてお伝えしました。
こういったカスタマイズを設定していただく事で、丁寧なチェックを実現することができます。
また、gusuku Customineにはエラーチェックが豊富に用意されています。
ぜひ色々試して、必要に応じたエラーチェックを実現してみてください!
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!