レコードの保存ボタンを押したタイミングで、元になるテーブルの3行を別のテーブルの1行として転記する方法をご紹介します。
カスタマイズ
まずは転記先のテーブル「テーブル先」の行をクリアします。
やることは「フィールド値をクリアする」でテーブルそのものを指定し、
条件「レコードを保存する直前(削除時は除く)」を指定してください。
次に、やること「数値の範囲から数値を取り出す」を使用し、転記先のテーブルの行数の分だけテーブルに行を追加する処理を繰り返します。
転記元のテーブルの行数が1~3行であれば転記先のテーブルのテーブルは1行、
転記元のテーブルが4~6行であれば転記先のテーブル行は2行になるように設定します。
下記のように設定することで、必要な行数分処理を繰り返すことができます。
count 関数 で転記元の「テーブル元」の行数をカウントして終了値に指定し、増分に「3」と指定することで3行ずつの転記を行います。
開始値:0
終了値:= count(テーブル元)
終了値を範囲に含めるか:終了値は範囲に含めない
増分:3
条件には「いずれかのアクションの実行が完了した時」を指定し、アクション42と44を指定して、数値の範囲が終了値に到達するまで処理を繰り返すように設定します。
やること「テーブルに行を追加する」で、転記先の「テーブル先」に行を追加します。
フィールドマッピングは下記の通りです。
= テーブルのフィールドコード[0].テーブル内のフィールドのフィールドコード
上記のように指定すると、テーブルの1行目のフィールドの値を取得できます。
テーブルのフィールドコード[0]の[0]は1行目、[1]であれば2行目を示します。
アクション43の結果として、繰り返すたびに0、3、6…のような値が転記先の「テーブル先」に必要な行数分カウントアップされていくため、
「 $43」の結果は、1回目の繰り返しであれば「0」、2回目の繰り返しであれば「3」となり、
1回目の繰り返しではテーブルの1行目、2回目の繰り返しであれば4行目の値を取得できます。
以上でカスタマイズは完了です。
「kintoneアプリへ登録」を押して、実行結果を確認してみてください。
お試しいただいてうまくいかない場合は、チャットサポートにお問い合わせください。