一覧画面から、一覧画面に表示しているレコードを店舗ごとにまとめてExcel出力する例をご紹介します!
なお、一覧画面から、1レコードずつExcel出力する方法はこちらです。
一覧画面から各レコード毎にExcel/PDF出力出来ますか?
kintoneアプリ例
この記事では、次の図のように、一覧画面に表示されているレコードの中に、1つの店舗につき複数のレコードがある前提でのカスタマイズをご紹介します。
カスタマイズ例と解説
【基本編】店舗1つにつき、ファイル1つを出力する方法
基本的な作りは、『一覧画面から各レコード毎にExcel/PDF出力出来ますか? 』と同じなのですが、店舗ごとにまとめる部分(アクション3番、5番)が追加になります。
カスタマイズ例
アクション3番は、やること「レコードから重複を除去する」で「店舗名」フィールドの値をキーに重複除去をしています。その結果を、やること「リストから要素を取り出す」ことで店舗ごとに処理を進めていきます。
アクション5番では、取り出した要素の「店舗名」をキーにアクション1番で取得したレコードを絞り込みます。こうすると同じ店舗名のレコードだけが取得できます。
最後に、アクション6番のやること「Excelを出力する」で、絞り込んだレコードを対象にExcelファイルを出力します。(PDFを出力したい場合はここで、やること「PDFを出力する」をご利用ください)
ここまできたら、またリストから要素を取り出すところに戻ります。
アクショングラフ例
このように、アクショングラフを確認した時に矢印が輪を描き、矢印がぐるっと回り込むグラフになるように設定してください!
【応用編】すべての店舗をまとめて、1つだけファイルを出力する方法
基本編では店舗ごとに1つのファイルを出力していましたが、応用編ではすべての対象レコードを店舗ごとにまとめてExcelのシートに分割し、最終的に1つのファイルに出力する方法をご紹介します。
なお、このカスタマイズでは、出力用のアプリが必要となります。アプリの構成については「出力用アプリの構成」節を確認してください。
実際にカスタマイズされた例と出力の例
一覧画面に設置したボタンを押して出力します。
出力結果はこのようになります。
出力用アプリの構成
基本編で使用していたアプリのレコードを「店舗名」をキーとして関連レコードで表示するように設定しています。店舗名で一意にならない場合は会社名+店舗名でキーを作成し、これを使うようにしてください
テンプレート例
関連レコードの値を利用するところがポイントになります。
シート名は「#$(店舗名)」と設定しておき、「#」をつけることでレコードごとにシート展開されるようにします。「$(店舗名)」の指定で、「店舗名」フィールドの値がシート名になります。
カスタマイズ例
カスタマイズ内容は基本的な作りとなっておりますので細かい説明は割愛します。出力対象レコードを変えたい場合は、やること「一覧の条件でレコードを全件取得する」の部分を適宜変更してお試しください。
まとめ
一覧画面から、店舗名などフィールド値の種類ごとにまとめてExcel/PDF出力する方法についてご説明しました。
出力用アプリを利用することで、Excel/PDF出力の利用シーンが増えると思いますので、ぜひ色々と試してみてくださいね!