やること「QRコードを生成する」を使用して、URLなどからQRコードを作成し、添付ファイルフィールドに添付できます。
今回は、やること「リストから要素を取り出す」と組み合わせて、複数レコードに対して一括でQRコードの作成と添付を行うカスタマイズをご紹介します。
なお、類似のカスタマイズとして、
一覧の各レコードに対して「Excelを出力する」でファイルを出力し、添付するカスタマイズ例もございますのでご覧ください。
一覧画面から各レコード毎にExcel/PDF出力出来ますか?
⇒この記事は、やること「リストから要素を取り出す」と、
「レコード」をパラメーターとして持つ「Excelを出力する」などのやることの組み合わせ例をご紹介しております。
カスタマイズ完成例
「QRコード一括生成」ボタンをクリックすると、アプリの中でまだQRコードが添付されていないレコードに対して、
「QRコードに含める内容」を元にQRコードを作成し、各レコードに添付します。
kintone アプリの構成
文字列(1行)フィールドと、添付ファイルフィールドを用意します。
gusuku Customine のカスタマイズ
カスタマイズのポイントを、以下に解説します。
まず、やること「ボタンをメニュー位置に配置する」、条件「一覧画面を表示した時」で、一覧にボタンを配置します。
そして、「条件を組み立ててレコードを取得する」で、添付ファイルフィールドに「QRコード」が含まれていない(まだ「QRコード」というファイル名のファイルが添付されていない)レコードだけを取得します。
また、QRコードのもとになる文字列を入力するための「QRコードに含める内容」フィールドが未入力のレコードも除きます。
理由として、やること「QRコードを生成する」はQRコードの元になる値が未入力の場合、実行時にエラーになってしまうためです。
次のアクション62は、やること「情報ダイアログを表示する」と条件「他のアクションの実行が完了した時」と「レコード件数が0件ならば」で、
QRコードを作成すべきレコードが無かった時にダイアログで知らせます。
ここからは、1レコードずつQRコードを作成するアクションです。
やること「リストから要素を取り出す」で、アクション56で取得した、
QRコードを生成する対象となるレコードをリストに指定します。
条件は「いずれかのアクションの実行が完了した時」と「レコード件数が1件以上ならば」です。
そして、やること「QRコードを生成する」、条件「リストから要素を取り出した時」で、
リストから取り出した1レコード分のQRコードを作成します。
次に、作成したQRコードをレコードの添付ファイルフィールドに添付します。
やること「レコードを更新する(キーの値を直接指定)」、条件「他のアクションの実行が完了した時」で、
リストから取り出したレコードに、作成したQRコードを貼付します。
そして、すべてのリストを取り出し終わったら、画面をリロードします。
やること「画面をリロードする」、条件「リストからの取り出しが終了した時」を指定してください。
これでカスタマイズは完了です。
「kintone アプリへ登録」をクリックし、カスタマイズを確認してみてください。
QRコードは作成されましたか?
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