はじめに

Excelを出力する」や「PDFを出力する」で出力する時に、用途に応じてテンプレートを選択したい場合があると思います。


この記事では、レコード内のフィールド値によって、使うテンプレートを自動的に選択して出力する方法をご説明します。


なお、次の記事では使いたいテンプレートをプルダウンで選んで出力する方法をご紹介しています。

テンプレートをプルダウンで選択する方法

アプリ例

使用するテンプレートを決めるためのフィールドを用意します。

今回は「テンプレートパターン」というフィールドをラジオボタンフィールドで作りました。必ずAまたはBまたはCを選択しておく想定です。


Customineの設定

ボタンを押した時」に追加条件として「フィールド値が特定の値ならば」を指定します。


「テンプレートパターン」ラジオボタンフィールドの値が「A」のときはアクション2番のテンプレート、「テンプレートパターン」ラジオボタンフィールドの値が「B」のときはアクション4番のテンプレート、「テンプレートパターン」ラジオボタンフィールドの値が「C」のときはアクション20番のテンプレートを使うようにします。


テンプレートを取得したあとは、それぞれ別のExcelを出力する」のアクションを使ってExcelを出力しています。「PDFを出力する」を使いたい場合も同様の考え方です。



アクショングラフはこのような形になります。


一覧画面からまとめて出力する

なお、一覧画面で上記のようなレコード内のフィールド値によって、使うテンプレートを自動的に選択して出力するにはどのようにすればよいでしょうか?


一覧画面から出力する場合は、フィールド値が特定の値ならば」を使うことができません。

そのため「取得したレコードを絞り込む」で「テンプレートパターン」の種類で絞り込み、絞り込んだ結果のレコードを対象としてExcelを出力する」を行うようにします。


絞り込んだ結果のレコードが0件となってしまっても、後続のアクションが動作できるように「なにもしない」「レコード件数が0件ならば」のアクションを作成し、次のアクションでは「いずれかのアクションの実行が完了した時」で繋げるように気をつけてください。


Customineの設定(一覧画面から出力)


アクショングラフ(一覧画面から出力)


まとめ

これらの方法を用いて頂ければ、帳票出力ボタンは1つで、テンプレートファイルを使い分けて出力が可能です。ぜひご活用ください!


ご不明な点がございましたら、チャットでお問い合わせください。

Customineドキュメントサポートページも、ぜひご活用ください。