テーブルではない添付ファイルフィールドの必須チェックは、こちらの記事でご紹介していますが、今回はこれをテーブルの中で行いたいと思います。


テーブル内の添付ファイルフィールドは扱いが特殊で、上記の記事と同じようなやり方では判別することができません。また、条件付き必須チェックにする方法も、あわせて確認していただければと思います。

kintoneアプリの準備

まず、kintoneアプリにこのようなテーブルがあるとします。


今回は、この「申請書」が「添付ファイル」だった場合に、添付ファイルフィールドに何も添付されていなかったらエラーとする、というカスタマイズを作成してみます。

Customineの設定

カスタマイズ全体はこちらです。


条件付き必須の「条件」を設定しているのが、アクション番号26番の条件の部分です。


「申請書」のラジオボタンが「添付ファイル」で、かつ「添付ファイル」の長さが0という条件を組み立てています。

添付ファイルがないという条件をどのように表現するかですが、ここでは「2つの値を比較して条件を満たすならば」で、「比較する値(A)」には「= count(添付ファイル)」と、添付ファイルをcount関数で数えています。この値が0であれば添付ファイルがない、というわけです。


 このときのやることは「フィールドを無効化する」で、条件付けに使っているテーブル内のフィールドを指定します。これはこのように設定することが必須で、ここが今回のポイントとなります。


このアクションが完了したら(条件に合致したら)、次の27番のアクションでは「エラーダイアログを表示する」でエラーを表示しています。

最後の28番ではエラーダイアログを閉じたら、「レコード編集画面に遷移する」で強制的に編集画面に遷移させるようにします。

まとめ

kintoneの添付ファイルフィールドはなかなか扱いが難しいもののひとつですが、今回のカスタマイズが皆様のお役に立てば幸いです。